本日の厨房男子。
朝餉にホウボウの茶漬けを作りました。
チルド室で丸一日寝かせたホウボウの柵を刺身にして、
丼に盛ったアツアツのごはんの上に載せ、三つ葉と山葵をあしらい、
沸騰しただし汁をかけていただきます。
私の知人が米ぬか発酵堆肥を使って自然農法で育てられたものです。
苦労して育て収穫したものを惜しげもなく持ってきてくださいました。
心から感謝、感謝です。 <m(__)m>
今月も奈半利町から魚が送られてきました。
まずは鯖と鰹。
鯖は身を刺身と塩焼き、卵は生姜と一緒に甘辛く煮て、肝は肝ポンにして昼ご飯のおかずにしました。
残った身はきずしにして保存。
続いて鰹は内臓を塩辛に。いわゆる酒盗ってやつですね。
身は柵にして保存。夕食時に刺身で食べました。
鰯と鯵は開いてフライに。たくさんは食べきれないので、少しだけ揚げて残りは冷凍保存。
黒鯛は刺身用に柵にしてチルド保存。半身は知人に差し上げました。
太刀魚は筒切りにして塩焼き。夕食でいただきました。
ホウボウは刺身用の柵でチルド保存。
イサキは三枚に下ろし、皮を残したまま塩焼き用にチルド保存。
イカはもち米を詰めて甘辛く煮てイカごはんを作ってみました。
明日の朝、温め直して食べようと思います。
例えばこういう過ごし方も良いのではないかと・・・
居酒屋にお金が落ちます。
頑張っている酒蔵にもお金が落ちます。
仲間との絆が深まります。
体内でアセトアルデヒドが生成されます。
『金呑会』@忠助、なんとも素晴らしい会です。
『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』(河野裕・著/新潮文庫nex)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。
階段島シリーズ・第三作です。
過去、第一作、第二作を読んだ時の感想は以下のとおり。
第一作『いなくなれ、群青』
交流広場SNS::そんな眼をして俺を見るんじゃない、ランシング - いなくなれ、群青
第二作『その白さえ嘘だとしても』
http://blog.hatena.ne.jp/Jhon_Wells/jhon-wells.hatenablog.com/edit?entry=8454420450097477610
そしてこの第三作です。
相変わらず上手いです。ちょっとした言い回しに惹かれます。たとえば、
もしかしたらオレは、正直者でいたくて嘘をついていたのかもしれない
なんてことを、しれっと書くのですよ河野さんは。
第三作の舞台は階段島ではなく現実世界。七草は真辺を、真辺は七草をとても大切に思っている。何よりも大切に思っているからこそ、お互いがお互いを捨ててしまう。そしてどちらもそのことに傷ついているように思える。ひとり傷つくことが相手にとって一番辛いことだというのに。そして捨て去った自分の一部は階段島で生きている。本書終盤で舞台はふたたび階段島に戻り第四作へ続く。これは第四作もすぐに読まねばなるまいな。