佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

YouTubeで落語 Vol.55『紙屑屋』(別名:浮かれの屑撰り、天下一)

『新版 落語手帳』(矢野誠一・著/講談社)に紹介された274席のうちの55席目は『紙屑屋』。別名『浮かれの屑撰り』または『天下一』。

 上方の音曲噺だけに五代目・桂文枝で聴きたい。別段これといったストーリーはない。

 道楽者の若旦那が主人公だけに、浮かれた遊び性をどう表現できるか、噺家の芸の見せどころ。

 


【落語ラジオ】桂三枝『浮かれの屑より』落語・rakugo(桂文枝)

 

新版・落語手帖

新版・落語手帖

 

 

 

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とんかつ穂のか

2019/05/13

 仕事で神戸市西区の事業所へ行く。事業所へ立ち寄る前に昼メシにすぐ近くの「とんかつ穂のか」に入ってみる。以前から目を付けていた。初めて入る店である。

「熟成ヒレかつランチ」(1,130円税込み)を注文。もう少しカツのボリュームが欲しい気がするが、この値段なら文句はない。柔らかくうまい肉で、サクッとした食感も良かった。キャベツ、ごはんおかわり自由がうれしい。ソースはごまをすった鉢に入れる。甘口、辛口半々がよろしかろう。カツは添えられた塩を付けてもうまい。

 どうやら、ランチタイムはやや安めの設定のメニューになっている様子。

 

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京都にて、若冲と本屋をめぐる

2019/05/12

 前夜は(というか最後は日が変わっていたが)高校の同級生と「和食晴ル」を皮切りに3軒をハシゴ。けだるい朝をホテルアンテルーム京都で迎えた。

 まずは移動手段の自転車を借りる。東本願寺の東に「レンタサイクル京都みやび屋」がある。ここでクロスバイクを借りた。自転車は電車バスを乗り継ぐより便利だし、タクシーより安上がりだ。細い路地でもどんどん入っていけるところも、駐車スペースに悩まなくても良いところも助かる。京都めぐりは自転車に限るというもの。

 まずは腹ごしらえ。橋弁慶町の「京菜味のむら」に入った。朝7:00から開いているところがエライ。

「朝食おばんざいセット」600円(税込)を注文。ご飯、味噌汁にお好みの小鉢4種を自由に選ぶ。 食後のコーヒーも付いている。ご飯を「湯葉丼」に変えることができる。このあたりもなかなかエライではないか。

 食後は腹ごなしに京の町をポタリング。10:00開館前に「細見美術館」へ行く。開催中の展示会は「若冲と祈りの美」である。若冲が景和と号していた40歳前の作品「雪中雄鷄図」「糸瓜群虫図」を観ることができた。眼福である。

 若冲を鑑賞後は本屋めぐり。何度か訪れている本屋ばかりだが、何度でも行きたい本屋が京都にはたくさんある。

 まずは「ホホホ座」。左京区浄土寺馬場町にある。ここでは『あなたに捧げる私のごはん』(松田洋子・著/幻冬舎コミックス)と『呑み屋のはなし』(ボギー・著/ヨコチンレーベル)を買う。未亡人的愛情御飯&新婚生活とはどのようなものか・・・。ビニールがかぶせてあるところが妙にそそられる。

 一階奥のギャラリーでは ”toru imanishi photo exhibition Don’t Change Anything.”

という写真展が開催されていた。

 次に訪れたのは上京区俵屋町の「誠光社」。ここで買ったのは『酒呑みに与ふる書 作家と酒 陶酔と覚醒の45篇!』(キノブックス編集部)。

 次は三月書房。この本屋のご主人がいかにも本好きの雰囲気を持っていらっしゃるのだ。こういう本屋が町中に残っている京都はすばらしい。こちらでは『行正り香の今夜は家呑み』(行正り香・著/朝日新聞出版)と『ほんほん本の旅あるき』(南陀楼綾重・著/株式会社産業編集センター)を買った。どちらも著者の名前がアヤシイ。

 本屋めぐりで腹が減った。昨夜は少々飲み過ぎた。カレーが食いたい気分である。昼メシは中京区菊屋町の「冨美屋」のカレーうどんにした。やわらかい腰抜けうどんに出汁の利いたカレーが絡まりうまい。

「和食晴ル」高校同級生Facebookオフ会

2019/05/11

 二月に初めて訪れた「和食晴ル」。その時のFacebook投稿を読んだ同級生たちが行きたいという話になりオフ会を設定。私を含め5人同級生が集った。

 うまい料理に進む酒。昔話に近況にと話の花が咲き、また進む酒。よーさん呑みました。

 二軒目はすぐ近くの店「こいまりや」。

 三軒目は「Bar K6」。これ以上呑むと「ワレ責任モツコトアタワズ」。なんとか体面を保つ努力をしつつ、その実はへべれけになりながらホテルへ帰ったとさ。

『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾・著/祥伝社文庫)

『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾・著/祥伝社文庫)を読みました。シリーズ第一弾。今村翔吾氏の本を読むのは初めてでした。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」―。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。

 

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

 

 

 襤褸を着てても心は錦。「羽州ぼろ鳶組」との蔑称はいつしか賞賛の色を帯びはじめる。時の老中田沼意次火付盗賊改方長谷川平蔵宣雄、役者はそろった。火事と喧嘩は江戸の華。命を救うが火消の本分。新庄藩火消ぼろ鳶組頭取松永源吾久哥、人呼んで「火喰鳥」の心は熱く、風読み加持星十郞、新庄の麒麟児鳥越新之助、壊し手組頭寅次郎、纏番組頭彦弥と多士済々の心に火をつける。ぼろ鳶組の面々の八面六臂獅子奮迅の大活躍は読者の心にも火をつけずにおかない。ぼろ鳶組よ、存分に火を喰え! 昂奮必至、滅法界おもしろい時代小説だ。

 当然、シリーズ第二弾も購入。しばらくは私の心についた火は消せそうもない。『夜哭烏』『九紋龍』・・・と延焼を食い止めることは不可能だろう。

 

 

 

第49回 姫路城薪能

2019/05/10

毎年この時季恒例の姫路城薪能を鑑賞。

私のレベルでは能の良さを理解できない。しかし目を養うためには観るしかない。

ただし狂言は理解しやすい。たいした芸である。

今年の狂言の演目は「貰聟(もらいむこ)」であった。

帰りにちょっと寄ってみるかと「十七八」の暖簾をくぐってみた。

満席であった。

今日一日ぐらいは素面で帰るかとそのまま家路についた。

今日の狂言は「酒はほどほどに」という話であった。