佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

読書日記

『イクサガミ 地』(今村翔吾:著/講談社文庫)

2024/03/12 『イクサガミ 地』(今村翔吾:著/講談社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 東京を目指し、共に旅路を行く少女・双葉が攫われた。夜半、剣客・愁二郎を待ち受けていたのは、十三年ぶりに顔を合わせる義弟・祇園三助。東海道を舞台…

『イクサガミ 天』(今村翔吾:著/講談社文庫)

2024/03/05 『イクサガミ 天』(今村翔吾:著/講談社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 金か、命か、誇りか。刀を握る理由は、何だ。明治11年。深夜の京都、天龍寺。「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって…

『ロシアとは何か モンゴル、中国から歴史認識を問い直す』(宮脇淳子:著/扶桑社)

2024/02/27 『ロシアとは何か モンゴル、中国から歴史認識を問い直す』(宮脇淳子:著/扶桑社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 ロシアを紐解けば世界がわかる! 「偉大なるロシアの復活」を標榜してウクライナ侵攻を続けるプーチンのロシア。一体…

『天地に燦たり』(川越宗一:著/文春文庫)

2024/02/22 『天地に燦たり』(川越宗一:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 戦を厭いながらも、戦でしか生きられない島津の侍大将。被差別民ながら、儒学を修めたいと願う朝鮮国の青年。自国を愛し「誠を尽くす」ことを信条に任務につ…

『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』(杉田衛保:著/花伝社)

2024/02/16 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』(杉田衛保:著/花伝社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 純米大吟醸、無濾過生原酒……いくつもの日本酒ブームを仕掛けた名物居酒屋店主“杉田衛保"が語る“日本酒の今" 開運、…

『神さまの貨物』(ジャン=クロード・グランベール:著/河野万里子:訳/ポプラ社)

2024/02/14 『神さまの貨物』(ジャン=クロード・グランベール:著/河野万里子:訳/ポプラ社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。きょうの食べ物にも困るような暮らしだったが、おかみさんは「子ど…

『熱源』(川越宗一:著/文春文庫)

2024/02/14 『熱源』(川越宗一:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は…

『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈:著/新潮社)

2024/02/02 『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈:著/新潮社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 その前途、誰にも予測不能! 唯一無二の主人公、再び。 ・・・・・・と思いきや、 まさかの事件が勃発!? 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ…

『「テロリスト」と呼ばれた男』(ドルクン・エイサ:著/有本香:監訳/三浦朝子:訳/飛鳥新社)

2024/02/02 『「テロリスト」と呼ばれた男』(ドルクン・エイサ:著/有本香:監訳/三浦朝子:訳/飛鳥新社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 習近平が最も嫌うウイグル人のリーダー、日本初書籍! 長年、ウイグル問題に取り組む有本香氏が監訳! …

『シャーロック・ホームズの凱旋 "The Triumphant Return of Sheriock Homes"』(森見登美彦:著/中央公論新社)

2024/01/31 『シャーロック・ホームズの凱旋 "The Triumphant Return of Sheriock Homes"』(森見登美彦:著/中央公論新社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 天から与えられた才能はどこへ消えた?舞台はヴィクトリア朝京都。 洛中洛外に名を轟か…

『旅のことばを読む』(小柳淳:著/書肆梓)

2024/01/26 『旅のことばを読む』(小柳淳:著/書肆梓)を読んだ。知人からの借り本である。 まずは出版社の紹介文を引く。 どこかに行きたい。知らない街を歩いてみたい。世界中を旅してきた著者には、具体的な旅行の計画を立てる前に、普段の暮らしのなか…

『これは経費で落ちません! 11 ~経理部の森若さん~』 (青木祐子:著/集英社オレンジ文庫)

2024/01/24 『これは経費で落ちません! 11 ~経理部の森若さん~』 (青木祐子:著/集英社オレンジ文庫)を読んだ。 本シリーズもこれで11作目。シリーズのプロローグともいえる『風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室』も入れると12作目になる。続…

『高瀬庄左衛門御留書』(砂原浩太朗:著/講談社時代小説文庫)

2024/01/22 『高瀬庄左衛門御留書』を再読した。 神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。五十歳を前に妻に先立たれ、俊才の誉れ高く、郡方本役に就いた息子を事故で失ってしまう。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きて…

『夜長姫と耳男』(坂口安吾:著/夜汽車:絵/立東社)

2024/01/16 『夜長姫と耳男』(坂口安吾:著/夜汽車:絵/立東社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 人気シリーズ「乙女の本棚」第12弾は坂口安吾×イラストレーター・夜汽車のコラボレーション!小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イ…

『わたしの名店 おいしい一皿に会いにいく』(三浦しをん、西加奈子ほか:著/ポプラ文庫)

2024/01/16 『わたしの名店 おいしい一皿に会いにいく』(三浦しをん、西加奈子ほか:著/ポプラ文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 大好きなお店の一皿で、気分があがる。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗ととも…

『第三の銃弾』(スティーヴン・ハンター:著/公手成幸:訳/扶桑社ミステリー文庫)

2024/01/14 『第三の銃弾』(スティーヴン・ハンター:著/公手成幸:訳/扶桑社ミステリー文庫)の上下巻を読んだ。今年の初読み小説ということになる。上巻472P、下巻474Pの長編なので、読み切るのに少々時間がかかってしまったが、かのマイクル・コナリー…

『超短編!大どんでん返しSpecial』(森見登美彦ほか:著/小学館文庫)

2023/12/16 『超短編!大どんでん返しSpecial』(森見登美彦ほか:著/小学館文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 人気シリーズ第2弾。34のさらなる驚き! 2000字で世界を反転させる大ヒット“超”短編アンソロジー、シリーズ第2弾!彼氏に飢えるわ…

『一汁一菜でよいという提案』(土井善晴:著/新潮文庫)

2023/12/15 『一汁一菜でよいという提案』(土井善晴:著/新潮文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁でよいのです。料理研究家・土井善晴によるこの提言から、「一汁一菜」ムーブメントは始まった――。20万…

『ソフト・ターゲット ”SOFT TARGET"』(スティーヴン・ハンター:著/公手成幸:訳/扶桑社ミステリー)

2023/12/01 『ソフト・ターゲット ”SOFT TARGET"』(スティーヴン・ハンター:著/公手成幸:訳/扶桑社ミステリー)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 感謝祭明けの金曜日。アメリカ最大のショッピング・モール〈アメリカ・ザ・モール〉がテロリスト…

『デッド・ゼロ "DEAD ZERO"』(スティーヴン・ハンター:著/公手成幸:訳/扶桑社ミステリー)

2023/11/23 『デッド・ゼロ "DEAD ZERO"』(スティーヴン・ハンター:著/扶桑社ミステリー)を読んだ。大好きなスワガー・サーガの1作である。 まずは出版社の紹介文を引く。 (上巻) 海兵隊きっての狙撃手レイ・クルーズが密命を帯びアフガンに派遣された…

『ニッポンのじてんしゃ旅 Vol.07 阿蘇サイクリングガイド』 (ヤエスメディアムック712)

2023/11/05 『ニッポンのじてんしゃ旅 Vol.07 阿蘇サイクリングガイド』 (ヤエスメディアムック712)を読んだ。10月の末に熊本を旅行し、阿蘇山をサイクリングするのに参考にした本です。 出版社の紹介文を引く。 ニッポンのじてんしゃ旅シリーズの第7弾。舞…

『ハバナの男たち (HAVANA)』(スティーブン・ハンター:著/扶桑社ミステリー)

2023/11/05 『ハバナの男たち (HAVANA)』(スティーブン・ハンター:著/扶桑社ミステリー)の上下巻を読んだ。 スティーブン・ハンターの”(ボブ・リー&アール)スワガー・サーガ”の七作目にあたる作品である。 まずは出版社の紹介文を引く。 1953年早春…

『悪徳の都 ”HOT SPRINGS”』(スティーブン・ハンター:著/扶桑社ミステリー)

2023/10/18 『悪徳の都 ”HOT SPRINGS”』(スティーブン・ハンター:著/扶桑社ミステリー)上下巻を読んだ。ヴェトナム戦争で活躍した元アメリカ海兵隊狙撃兵、ボブ・リー・スワガーと、その父、同じく海兵隊出身で太平洋戦争の英雄、アール・スワガーの活躍…

『おひで 慶次郎縁側日記』(北原亞以子:著/新潮文庫)

2023/09/19 『おひで 慶次郎縁側日記』(北原亞以子:著/新潮文庫)を読んだ。慶次郎縁側日記シリーズ第三弾である。 まずは出版社の紹介文を引く。 深傷を負って慶次郎のもとに引き取られた娘・おひで。惚れた男にも捨てられてやけっぱちになっていたおひ…

『作家の老い方』(草思社編集部 [編]/草思社)

2023/09/13 『作家の老い方』(草思社編集部 [編]/草思社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 作家たちに学ぶ、年の取り方!「老い」を描いたエッセイ、小説、詩歌三十三篇を選りすぐって収録。 【目次】めでたき人のかずにも入む老のくれ 芭蕉いい…

『赤と青のエスキース』(青山美智子:著/PHP研究所)

2023/09/07 『赤と青のエスキース』(青山美智子:著/PHP研究所)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。一枚の「絵画」をめぐる、五…

『再会 慶次郎縁側日記』(北原亞以子:著/新潮文庫)

2023/09/06 『再会 慶次郎縁側日記』(北原亞以子:著/新潮文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 誰にでも、忘れられぬ人がいる。思い出し、心乱れることがある――。十数年ぶりで、昔の女に出会った岡っ引の辰吉。「亭主と別れたい。でなけりゃ死…

『不思議カフェ NEKOMIMI』(村山早紀:著/小学館)

2023/08/15 『不思議カフェ NEKOMIMI』(村山早紀:著/小学館)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 あなたの、ささやかな生には意味がある。毎日こつこつと働き、余暇には本を読み、紅茶を淹れて音楽を聴く。つつましく生きてきた律子に人生の終盤、…

『ほかげ橋夕景』(山本一力:著/文春文庫)

2023/08/10 『ほかげ橋夕景』(山本一力:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 大工として生計を立てる傳次郎は、娘のおすみと二人で暮らしている。おすみの祝言が決まった途端、傳次郎はそっけない態度をとるようになり…。不器用な父と…

『マルクスが日本に生まれていたら』(出光佐三:著/出光興産人事部:編/春秋社)

2023/08/08 『マルクスが日本に生まれていたら』(出光佐三:著/出光興産人事部:編/春秋社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 海賊とよばれた男・出光佐三が自ら語る「和」の思想。 「人間尊重」を理念に掲げ、社員は家族、非上場でよい、タイム…