佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

読書日記

『プレゼント』(若竹七海・著/中公文庫)

『プレゼント』(若竹七海・著/中公文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込ま…

『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』(新井見枝香・著/秀和システム)

『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』(新井見枝香・著/秀和システム)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 “本屋の新井”による、本屋あんまり関係ないエッセイ。 某有名書店の”型破り”書店員によるエッセイ第2弾。前作の『探し…

『依頼人は死んだ』(若竹七海・著/文春文庫)

『依頼人は死んだ』(若竹七海・著/文春文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 「わたしの調査に手加減はない」女探偵・葉村晶のもとに持ち込まれる事件の真相は、いつも少し切なく、こわい。仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶シリ…

『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(新井見枝香・著/秀和システム)

『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(新井見枝香・著/秀和システム)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 某有名書店の”型破り”書店員による初エッセイ。 「書店員が書いた心温まる本屋の話」ではなく、37歳、独身、彼氏なし、…

『活版印刷三日月堂_星たちの栞』(ほしおさなえ・著/ポプラ文庫)

『活版印刷三日月堂_星たちの栞』(ほしおさなえ・著/ポプラ文庫)を読みました。まずは出版社の紹介文を引きます。 古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂に…

『ザ・カルテル The Cartel 下』(ドン・ウィンズロウ:著/峯村利哉:訳/角川文庫)

『ザ・カルテル The Cartel 下』(ドン・ウィンズロウ:著/峯村利哉:訳/角川文庫)を読みました。 出版社の紹介文を引きます。 捜査陣の中に、裏切り者がいる。選び抜かれたメンバーの誰が? 密かに調査を進めたケラーは、驚愕の事実に対峙する。そんな中…

2019年に読んだ本(1月~6月)

昨年読んだ本は97冊。100冊を割ってしまった。原因は12月にある。12月に読んだ本は3冊にとどまった。還暦祝いもあって、毎晩酒を呑んでいたのだ。呑むと酔う。酔えば眠る。眠れば本が読めない。 しかしまあ昨年も楽しい読書であった。そして100冊近く読んで…

2019年に読んだ本(7月~12月)

昨年後半の読書記録。 深川駕籠 (祥伝社文庫)の感想男、それもひとかどの男であることは難しい。彼の漱石も言っている。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。意地、見栄、いやそんなものじゃない。…

『ザ・カルテル The Cartel 上』(ドン・ウィンズロウ:著/峯村利哉:訳/角川文庫)

『ザ・カルテル The Cartel 上』(ドン・ウィンズロウ:著/峯村利哉:訳/角川文庫)を読みました。 本来なら下巻まで読んでから読後感など書くところだが、何しろ上巻だけで632Pという文字とおり圧巻の作品である。下巻を読み終えるのがいつになるかわから…

『乙嫁語り <12>』(森薫・著/HARTA COMIX)

『乙嫁語り <12>』(森薫・著/HARTA COMIX)を読みました。<11>を読んだのが昨年末だったので、ほぼ一年間待ったことになる。 まずは出版社の紹介文を引きます。 アニス&シーリーンふたたび!『乙嫁』帰路編、スミス一行はペルシアへ! 中央アジアを…

2019年11月の読書メーター

11月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2894ナイス数:1011 11月の読書で印象的なのは何と言ってもドン・ウィンズロウの『犬の力』上下巻です。圧巻の麻薬カルテルもの。これを読んだら、続編三部作をなす『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』を読…

『雪国』(川端康成・著/新潮文庫)

『雪国』(川端康成・著/新潮文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから。 雪に埋もれた温泉町で、芸者駒子と出会った島村――ひとりの男の透徹した意識に映し出される女の美しさを、抒…

『ぐるぐる問答 【森見登美彦氏対談集】』(森見登美彦・著/小学館文庫)

『ぐるぐる問答 【森見登美彦氏対談集】』(森見登美彦・著/小学館文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 森見登美彦氏初の対談集、完全版!森見登美彦氏初の対談集、完全版!ただ正直に、出たとこ勝負で喋るだけである。だから私はたいて…

『黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零』(今村翔吾・著/祥伝社文庫)

『黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零』(今村翔吾・著/祥伝社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 英雄の若かりし日々を描く、零の物語 十六歳の新人火消松永源吾は、逸る心を抑えられずにいた。同世代には才気溢れる火消の雛たちが台頭していたの…

『モップの精は旅に出る』(近藤史恵・著/実業之日本社文庫)

『モップの精は旅に出る』(近藤史恵・著/実業之日本社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を紹介します。 クリーンに謎を解くキリコがクリーンに謎を解くキリコが目的地も告げず家を出た――!?キリコはミニのフレアにハイヒールで、軽快に掃除をしな…

『夜行』(森見登美彦・著/小学館文庫)

『夜行』(森見登美彦・著/小学館文庫)を読みました。 小学館のI編集長が送ってくださいました。ありがとうございます。実は私は発売すぐに自分で買っていたのだ。二冊にダブってしまったが別に良いのだ。おまけについているポストカードが2種類になった…

『犬の力 上・下』(ドン・ウィンズロウ:著/東江一紀:訳/角川文庫)

『犬の力』(ドン・ウィンズロウ:著/東江一紀:訳/角川文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 【上巻】メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼…

『山の音』(川端康成・著/新潮文庫)

『山の音』(川端康成・著/新潮文庫)を読みました。まずは出版社の紹介文を引きます。 家族という悲しい幻想。夫と妻、親と子、姉と弟、舅と嫁。日本独特の隠微な関係性を暴いた、戦後文学の傑作。深夜ふと響いてくる山の音を死の予告と恐れながら、信吾の…

『いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ 』(進藤圭・著/インプレス)

『いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ 』(進藤圭・著/インプレス)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、働き方改革や生産性向上を後押しするツール…

『東京會舘とわたし』(辻村深月・著/文春文庫)

『東京會舘とわたし』(辻村深月・著/文春文庫)を読みました。「上・旧館」と「下・新館」の二冊組みです。 まずは出版社の紹介文を引きます。 大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業。東京會舘は訪れる客や従業員に寄り添いつつ、その人の数だけ物語…

9月の読書メーター

9月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1884ナイス数:878 先月は6冊しか読めなかった。しかしそれぞれが印象深い本ばかりだった。『上流階級』は続編を希望。私はやはりシーナさんと庄野さんが大好きだ。生き方のお手本としている。一生読み続…

『遠い山なみの光』(カズオ・イシグロ:著/小野寺健:訳/ハヤカワepi文庫)

『遠い山なみの光』(カズオ・イシグロ:著/小野寺健:訳/ハヤカワepi文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。戦後まもない長崎で、悦子はある母…

山の上の家

「山の上の家」とは神奈川県の生田駅から南へ1kmほどの丘陵にある庄野潤三氏の家である。庄野氏が逝かれてから10年になるが、年2日だけこの家が一般に公開されることを夏葉社のHPで知った。矢も楯もたまらず出かけた。 私は庄野氏を高校1年の頃に読んだ…

『庄野潤三の本 山の上の家』(庄野潤三・著/夏葉社)

一昨日は庄野潤三氏の命日。ちょうど10年前の9月21日、穏やかに晴れた秋のお彼岸の日にご自宅「山の上の家」で逝かれたという。一昨日から二日間をかけて『庄野潤三の本 山の上の家』(庄野潤三・著/夏葉社)を読んだ。今も生きていらっしゃったころの…

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の二』(高殿円・著/小学館文庫)

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の二』(高殿円・著/小学館文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 ドラマ化ヒット小説続編、待望の文庫化! 高卒からのたたき上げ、敏腕プランナー鮫島静緒(38)が、富久丸百貨店芦屋川店の外商部で働き…

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の一』(高松円・著/小学館文庫)

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の一』(高松円・著/小学館文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 ドラマ化ヒット小説、文庫2ヶ月連続刊行! 天下の富久丸百貨店芦屋川店で、外商員として働く鮫島静緒(37)。日本一の高級住宅街・芦屋に…

『波のむこうのかくれ島』(椎名誠・著/垂見健吾・写真/新潮文庫)

2019/09/05 『波のむこうのかくれ島』(椎名誠・著/垂見健吾・写真/新潮文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 長年の憧れだったトカラ・宝島に上陸し、小笠原でクジラに遭遇し、対馬でヤマネコ美人に出会い、鹿児島・硫黄島で究極の露天…

『男のチャーハン道』(土屋敦・著/日経プレミアシリーズ)

『男のチャーハン道』(土屋敦・著/日経プレミアシリーズ)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 「男子、厨房に立たず」が昔の話になった今、チャーハンくらいつくる男性は多いかも。だが、「くらい」といったら罰が当たるだろう。タイトルか…

2019年8月の読書メーター

8月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2803ナイス数:1388 8月は柏井壽氏の新刊が二冊。河野裕氏の「階段島シリーズ」がいよいよ完結。島、旅、酒と好物に関するもの。庄野潤三もよかった。愉しい読書であった。 リーチ先生 (集英社文庫)の感想…

『貝がらと海の音』(庄野潤三・著/新潮文庫)

『貝がらと海の音』(庄野潤三・著/新潮文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 郊外に居を構え、孫の成長を喜び、子供達一家と共に四季折々の暦を楽しむ。友人の娘が出演する芝居に出かけ、買い物帰りの隣人に声をかける―。家族がはらむ脆…