佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

強いぞGAMBA 「たとえ敗れようとも美学に死す」の心意気

 ガンバ大阪のプレッシングサッカーが蘇った。強い。とにかく強い。前節鹿島アントラーズ戦「G大阪5−1鹿島」。今節、名古屋グランパス戦「G大阪4−1名古屋」。やはりガンバの持ち味は超攻撃的サッカー。西野朗監督の目指すFCバルセロナ型の超攻撃スタイルはガンバの選手に浸透し魂となっている。ヨハン・クライフの美学「退屈な勝利を得るくらいなら、スペクタクルと共に敗北した方がまし」がFCバルセロナの魂であるように。
 8月15日に浦和レッズ戦●0-1、ガンバは終始攻め続けゲームを有利に運びながら浦和のカウンター攻撃、永井の一発に泣いた。8月18日横浜FC戦△1-1、ガンバは先制しながらリードを守れず。このゲームもガンバは終始攻撃的だった。8月25日川崎F戦●4-1、完敗である。調子を落とし、浦和レッズに首位を明け渡していたが、前節、今節と完全に蘇った。
 負けるのは悔しいが、「1-0で守り切って勝つより、4-5で攻め切って負ける方が良い」 これが、Jesus(ジーザス)ヨハン・クライフの魂である。決して負け惜しみでなく8月15日のレッズに黒星をつけられた試合において、チームが入れ替わっていたら(つまり、ガンバが終始守りを固め、相手の攻撃をかわすばかりで、一瞬の隙を突いて1点を取り、虎の子の1点を守り抜いて勝っていたら)嬉しかっただろうか?決して嬉しくはないのである。今のガンバの力でそんな試合をする必要など無いからだ。「美しく敗れる事を恥と思うな、無様に勝つことを恥と思え」 これもヨハン・クライフの言葉である。蓋し至言である。