佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

大阪北浜「カシミール」で野菜カレー(850円)を食す

 大阪出張のついでに昼ご飯を大阪北浜「カシミール」で食べた。「ねねやん」さんと「オーサワ」さんに教えてもらった店。今月の初めに耳にしたので、ほぼ一ヶ月「行きたい」「行きたい」「行きたい」・・・・・。「食べたい」「食べたい」「食べたい」「食べたい・・・・。と思っていた店。ここで間違いないよね???お二人さん。
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 お二人を誘ってランチといきたかったのだが、北浜着が14:00ごろになりそうだったので、仕事の都合もあるかと思い一人で行った。
 仕事の関係でたまに淀屋橋大阪証券取引所界隈ををうろつくことがあるので、場所はわかりやすかった。阪神高速高麗橋入口近くだ。店は入り口から奥まったところにあり、隠れ家的な雰囲気。狭い通路を通るので、初めての人間には入りにくい感じ。しかし、その分、期待は高まる。
 ドアを開いてみると、すっごい香り。良い香りだ。カウンターのみ10席ほどの小さな店だ。私の知らないアーティストだが、音楽がゆったり流れている。ちょうど1席空いていたので腰掛ける。何にするかと迷っていると、マスターが「少し待ってくださいね。後で訊きますから。」と仰る。周りを見ると、サーブを待つ人が4〜5人。カウンターの中は店主お一人。フライパンが3つ。一人一人の注文にあわせ、ていねいに調理していらっしゃる様子。読みかけの文庫本を開き待つことに。ちょうど電車の中で読んでいた「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊宝島社文庫)が大詰めになっていたので、めくるめくメディカル・エンターテイメントの世界に没頭・・・・。20分ぐらい経ったろうか。「お待たせしてすみません」と声をかけられ、いよいよ注文。待っている間に他の人の注文もちらちら観察して、「ほうれん草とチーズ」のカレーにかなり心惹かれていたのだが、初めての訪問でもあり、ここはやはり普通のカレーの方が味がわかりやすいかと考え「野菜カレー」を注文。
 しばらくして出てきたカレーは玄米ご飯にさらっとした感じのカレーがかかっている。香りがすばらしい。ピーマン、トマト、サツマイモ?、大豆、グリーンピース、タマネギ、大根、マイタケ、しめじと具だくさんだ。そうそう、豆腐が入っていた。カレーに大根や豆腐を入れるのは私だけかと思っていたが、ここに同士が居たとは。素直にうれしい。
 この店に入ってから20〜30分の間に、どんな味だろうといろいろ想像していたのだが、口に入れた瞬間、イメージしていたとおりの味。しかも、こうあって欲しいと思っていた以上の味。ウマイっ!!! 様々なスパイスと野菜の旨味が相俟ってすばらしい味に仕上がっている。ここのカレーのおいしさのポイントは酸味にあると看た。
 辛さもばっちりスパイシー。今日は肌寒い天気だったのだが、食べているうちに汗が出てきた。
 カウンターに置いてあるニンジン、タマネギ、キュウリのピクルスも爽やかな酸っぱさで、このカレーに相性ピッタシ。
 また、何度でも訪れたい店だ。カウンターに腰掛けるなり「いつものね」と云えるまでに何年かかるだろうか。