困ったことになった。同時に二人の女性を好きになってしまうとは・・・
バウンティー・ハンター「ステファニー・プラム」シリーズ第二弾、『あたしにしかできない職業(Two for the Dough)』を読み終えた。前作に続きドタバタで笑わせてくれるのだが、バーグという下町に住むハンガリー系イタリア移民のコミュニティーの人情や家族愛にほろっとさせられる。なにか『じゃりン子チエ』を読んだ後の温かくも少し切ない気分に似ている。
- 作者: ジャネットイヴァノヴィッチ,Janet Evanovich,細見遙子
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1997/10
- メディア: 文庫
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それにしても困ったことになった。そう、私はステファニーの魅力にノックアウトされたのである。これほどメロメロになったのはキース・ピータースンの「ジョン・ウェルズ」シリーズに出てくるランシング以来である。ランシング命を自認する私としてはランシングへの想いを貫きたい。しかし、ステファニーはそんな私の心を千々に乱れさせる。それほどステファニーは魅力的だ。
ステファニー・プラムとランシングのプロフィールを書き出してみよう。
☆ステファニー・プラム☆
出身 ニュージャージー州バーグ
住所 出身地に今も住む
年齢 30歳
職業 バウンティー・ハンター
婚姻 バツイチ 現在独身
ペット(同居人) ハムスターのレックス
身長 170?
体重 59?
バストサイズ 90B
性格 好奇心が強く、人に「やってはいけない」と言われたことは必ずやる
車 マツダ・ミヤータ
↓
ノヴァ(車体に蛍光スプレーで「おまんこ」と落書きされている)
↓
ジープ・ラングラー
↓
ビュイック(1953年型)
拳銃 スミス&ウェッソン5発入りリボルバー60A・38スペシャルモデル
特技 乗っている車をポンコツにすること
エピソード
ステファニーがまだ6歳だった頃、彼女は母親からモレリ(当時8歳)に近づくなと言われる。二週間後ステファニーはモレリ家のガレージにいた。モレリはステファニーを連れ込み汽車ごっこをしたのである。この遊びはモレリが四つんばいになってステファニーの両足の間に入り込みスカートの中に頭を突っ込むというものであった。ステファニーはこの遊びにひどく失望する。なぜなら、ステファニーはトンネルをやらされただけだったが、本当は汽車になりたかったのだ。なお、ステファニーはうちに帰ったとき、母親から「どうしてパンツを裏返して穿いているんだい?」と追求される。
☆ランシング☆
出身 不詳(アメリカ合衆国と推定される)
住所 ニューヨーク、ダウンタウン・ソーホーにあるアパート、一人暮らし
職業 新聞記者
外見 髪は長く癖のないブロンド。
眼はブルー。
すんなりと伸びた身体は見事な曲線を描いており、
彼女の周りからはいつも可憐で繊細なライラックのような香りが漂う。
愛車 ホンダ・アコード、色は赤
特技 ウェルズをして「そんな眼をして俺を見るんじゃない、ランシング」と言わしめること
エピソード
市当局の怠慢により、暴行を繰り返す夫がついに妻バーバラを虐殺するに至った事件で、その件を調査中だった彼女の怒りが爆発!貧しい黒人であったが故に、バーバラの訴えになんの手だても講じなかったばかりか、事件発覚後、彼女の訴えそのものを握りつぶした当局上層部に、ランシングは徹底的な戦いを挑み、ついに7人を辞職に追い込んだ。(これが世に言う「ランサー、血の粛清」事件である)
どちらの女性も魅力的だ。読んでみていただければ(男性なら)きっと好きになるはずだ。私のブログのタイトルは「そんな眼をして俺を見るんじゃない、ランシング」だが、そのうち「愛しのカップケーキ、ステファニー」に変わる日が来るかもしれない。
♪本日の一曲♪
Sarah McLachlan & Josh Groban Sing "The Arms of An Angel"