『夜の橋』(藤沢周平:著/中公文庫)を読み終えた。
藤沢お得意の武家もの、市井ものの短編九編だ。
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/03/18
- メディア: 文庫
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無頼の男民次の心の中にふと芽生えた一掬の情愛―雪散る江戸深川の夜の橋を舞台に、男女の心の葛藤を切々と描く表題作ほか、多彩な人間模様を哀感こめて刻む自選傑作時代小説八篇。
表題作『夜の橋』が良い。『橋ものがたり』にも多数書かれているが、藤沢氏はほんとうに橋にまつわる物語が上手い。男と女がさしかかった橋での人生の刹那、本当に素晴らしい。
他には『泣くな、けい』が良い。心温まる作品だ。
♪本日の一曲♪
橋にまつわる曲をどうぞ。 名曲です。
Simon & Garfunkel - Bridge over troubled water