佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『夜の橋』(藤沢周平:著/中公文庫)を読む

『夜の橋』(藤沢周平:著/中公文庫)を読み終えた。
藤沢お得意の武家もの、市井ものの短編九編だ。

夜の橋 (中公文庫)

夜の橋 (中公文庫)

まずは裏表紙の紹介文を

無頼の男民次の心の中にふと芽生えた一掬の情愛―雪散る江戸深川の夜の橋を舞台に、男女の心の葛藤を切々と描く表題作ほか、多彩な人間模様を哀感こめて刻む自選傑作時代小説八篇。

表題作『夜の橋』が良い。『橋ものがたり』にも多数書かれているが、藤沢氏はほんとうに橋にまつわる物語が上手い。男と女がさしかかった橋での人生の刹那、本当に素晴らしい。
他には『泣くな、けい』が良い。心温まる作品だ。

♪本日の一曲♪

橋にまつわる曲をどうぞ。 名曲です。

Simon & Garfunkel - Bridge over troubled water