記念すべき第一弾『シンスケ』に続くのは東京・鶯谷『鍵屋』である。
鶯谷駅を出ると、独特の雰囲気、雑多な町だ。昼間は丸の内にいただけに、同じ東京でもこのギャップがたまらない。居酒屋で酒を飲むにはこんな町が良い。いやがおうにも「さあ、呑むぞ!」という気分が高まる。
通りから奥まったところにあるので探し当てるのに苦労した。
店にはいるとカウンターは満席。残念である。ここのカウンターに憧れていたのだが・・・。
やむを得ず、小上がりの座敷席へ。
桜正宗(1合500円)を燗で注文。あては冷や奴(520円)、鳥皮(520円)だ。安いねぇ。
燗の具合も良く、あてのも旨かった。何よりもお客さんが良い。カウンターを大切にしている店に共通する雰囲気。変わらず足を運び続ける常連さんがこの店を作っている。こういう店なら、毎日でも一人でぶらりと暖簾をくぐりたくなるだろう。