佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ウェルズの居酒屋紀行 Vol.004 『明治屋』 -2008/07/26-


居酒屋紀行第4弾は大阪阿倍野明治屋』である。『明治屋』は私の憧れの酒場。もう何度か足を運ばせていただいた。大阪ミナミには基本的に用事がないのに・・・である。

初めて訪れたのは昨年の11月21日のことであった。
太田和彦氏の書籍で名前を聞いていた私はいつかは行きたいとひたすら憧れていたのである。
http://d.hatena.ne.jp/Jhon_Wells/20071122#1195791318

地下鉄四つ橋線阿倍野駅をでると、ちんちん電車が走っている。歩いて三分ばかりのところに『明治屋』の暖簾がある。ちんちん電車と明治屋の佇まいが妙にマッチして嬉しくなる。


写真に写っている人は私の酒の師匠SP氏です。まぁ、気にしないで下さい。

暖簾をくぐると右手に長いL字型のカウンター席、左手が4人掛けのテーブル席。引き戸一枚隔てただけで、この店独特の世界が私たちをつつむ。今が平成20年であるとを忘れ、昭和に戻った錯覚すら覚える。15:00ちょっと前だというのに、もうカウンターは満席。昼日中からこの店のファンが集っている。カウンター席から埋まっていくのも良い居酒屋共通の特徴だ。

一番奥の4人掛けテーブルに落ち着きとりあえずビールと「きずし」「冬瓜あんかけ」を頼む。暑い中を歩いたのでビールを一息に飲み干し、冷酒を注文。ここは注文をするタイミングが難しい。私は今回が3回目になるが、未だに注文のタイミングを計るのに苦労する。常連は阿吽の呼吸をつかんでいるようだ。

「酔芙蓉」(山形)、「うまからまんさく」(秋田)、「白岳仙・吟生」(福井)をいただき、あても「シュウマイ」「だし巻き」などを追加し満足満足。ほろ酔いで店を後にした。

帰る道すがら考えたのだが、こういう店は大事にして欲しい。もし、こうした店が無くなってしまうようなことがあれば、大阪はとてつもなく大切なものを失ってしまうことになる。阿倍野再開発計画なんぞクソ喰らえだ!

♪本日の一曲♪

elvis costello- she