佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『わしの息子はろくでなし/原題"Hot Six"』(Janet Evanovich:著、細美遙子/扶桑社ミステリー)を読む

私のカップケーキ、愛しのステファニー・シリーズ第六弾『わしの息子はろくでなし/原題"Hot Six"』を読み終えた。

わしの息子はろくでなし (扶桑社ミステリー)

わしの息子はろくでなし (扶桑社ミステリー)

裏表紙の紹介文を引用する。

レンジャーに殺人容疑が?!バウンティ・ハンターのあたしに課せられた、遂行不可能なレンジャー捕獲作戦。なんでも彼は、銃器密売で財を成すラモス・ファミリーの三男を殺害して雲隠れしたというのだ。なのに、尾けまわされてるのは当のあたし。謎のでこぼこコンビや復讐に燃える殺人鬼に怯える日々。そのうえ、メイザおばあちゃんと犬のボブがアパートに転がりこんできて、あたしは心の休まる時がない。んもうっ、レンジャー、どこ行ったのよ!大人気のシリーズ第六弾。

今回も抱腹絶倒、七転八倒、危機一髪、紆余曲折、円満解決なのだ。全編を通じてユーモアに溢れ、ステファニーの魅力爆発。このシリーズはけっして読者の期待を裏切らない。
たとえば、今回もステファニーは自分の乗った車をオシャカにします。これも愛読者にとってはお約束。一台目はブルーのホンダシビック(警察の駐車場で炎上)。二台目はフォルクスワーゲン・ビートルだ。この車は前面が旧いロールスロイスときた。いったいどんな車なんだ?当然この車もおたずね者にぶっ壊されました。もちろんステファニーが乗りたくない1953年もののビュイック(親戚のサンダーおじさんから譲り受けた車)だけは無事だ。パウダーブルーの車体に屋根は輝く白、タイヤはトラクターにぴったりというほどに大きく、クジラのようなこの車はどんな状況に遭遇してもけっして壊れることはない。
今回のキーワードは「犬の糞」。読めばわかります。