佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ウェルズのウェルズ的一曲 Vol.0011 『展覧会の絵 / Emerson Lake & Palmer』

 昨日、大晦日に視たアニメ『幻魔大戦』。1983年政策の角川映画、アニメーション大作です。昔から大好きな平井和正氏の原作を映画化したものです。学生時代に全20巻のシリーズとして発刊された角川文庫を読んだことがあります。本はもう手元にありません。なぜなら本棚に置いていた文庫を友人が次から次へと持っていってしまったからです。返ってきては、また、別の友人が借りていくという繰り返しのうちに霧散してしまいました。大晦日には何故か「ハルマゲドン」という言葉が頭に浮かび借りてきたDVDを視たというわけです。
 全20巻にもおよぶ小説イメージを131分の劇場アニメに詰め込むわけですから、ちょっと無理したかなという感じでした。しかし「ハルマゲドン接近!」というコピーで当時TV−CMで流れていたテーマ曲に懐かしさがこみ上げてきました。この曲はなかなかだったなと感心していると、なんと、音楽監修はキース・エマーソンではないですか。そうか、知らなかったと感心した次第。
 前振りが長くなりましたがウェルズ的一曲Vol.0011としてご紹介するのは、そのキース・エマーソンが在籍していたプログレッシブ・ロック・グループELPの『展覧会の絵』(Pictures at an exhibition)です。

展覧会の絵(紙ジャケット仕様)

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展覧会の絵 完全版 [DVD]

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 この曲をELPで初めて聴いたのは中学生の頃、NHKで彼らのコンサート・フィルムを放映していたのだ。たしか「ヤング・ミュージック・ショー」とかなんとかいう番組で、当時、ロックに飢えていた私は食い入るように視たのを思い出します。ムソルグスキー組曲をロックでやってしまう。しかも、ステージ上でキースが楽器をたたき壊してしまう。坊主頭の田舎もの中学生にはショックなんてものじゃなかった。「スゴイ・・・・・」後は絶句でした。これが、プログレというものか。外国ではこんなパフォーマンスをやっているのか。これは浅田美代子のブロマイドなど部屋に貼っていてはいけない。貼るならせめてBeatlesにしよう・・・などと訳のわからないことを考えてしまいました。
 聴き所は沢山あるのですが、当時、お気に入りだったのは「キエフの大門 The Great Gates Of Kiev」あたり。
 今はもう遠い過去になってしまった学生時代を思い出しながらゆっくりした大晦日でした。こんな大晦日の過ごし方も良い。

この曲を「You Tube」で聴くには、
http://jp.youtube.com/
で Emerson Lake & Palmer Pictures exhibition Kiev  と入力して検索してみて下さい。 Kiev も追加してもらえば、キエフの大門からコンサートのラストあたりの演奏が聴けます。