さる会合で食環境ジャーナリスト・金丸弘美氏の講演を聴く機会を得ました。テーマは「各地の事例に見る新しい食からの地域再生」です。 イタリア・ピエモンテ州ブラ市の徹底したスローな街づくりの話が印象的でした。
都会での就職を捨て田舎に帰ってきた私としては、いよいよ俺たちの時代が来たと意を強くした次第。
日本でスローフードというと、ゆっくり食べることとか、名物料理とか、地産地消とかいうイメージがありますが、実はイタリアにあるにあるスローフード協会国際本部が進める地域の食文化を守りつつ、それに経済性を持たせることによってグローバリゼーションに対抗していこうという運動なのだということを知り不明を恥じました。
一番印象に残ったのはこんな言葉でした。
『食のクオリティーを考えることは、人生のクオリティーを考えることである』
至言です。