- 作者: 西奈記恩,井筒啓之
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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西奈記恩さんの小説、初めて読みました。それもそのはず。これが彼女のデビュー作で初版が今年の2月17日らしい。新聞広告で知り、面白そうなので本屋で買い求めた。
痛快。一気読み。読後感は「一片の曇りもない青空」
見開きの紹介文を引く。
喧嘩上等!ギャンブル大歓迎!!十八歳のリンゴは、熊本を飛び出してモンスターシティー東京に乗り込んだ。一日三千円を調達すれば、渋谷のど真ん中で自由気ままに暮らしていける!それに気付いたリンゴの笑いと涙と感動のバクシン劇が、今、始まる。「おりゃぁぁあ!天下の東京で一発ぶちかましてやるぜ!!」
良かったですよ、この本。そう言うと、読書家のひんしゅくを買いそうだが。
何が良いかというと、まず面白い。これは小説には大切なことです。
本の帯に花井愛子さんの推薦があります。この小説の良さをよく表現していると思いますのでご紹介します。
痛快なデビュー作です。
読み手に幸福感を
与えられる作品は、
その著者の
人柄が「よい」のだと
私は信じています。
イマドキの日本は
暗い話題だらけだけど、
この物語は
現実や未来を
元気に生きるパワーを
与えてくれます。
つまりハートが温まる小説だということです。