情にもろく、剣に強い
小藤次は理想の剣客です (佐伯泰英)
- 作者: 佐伯泰英
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/02
- メディア: 文庫
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『御鑓拝借』(おやりはいしゃく) を読み終えました。
背表紙の紹介文を引きます。
豊後森藩下屋敷の厩番・赤目小籐次は、大酒会で一斗五升の酒をあおって藩主・久留島通嘉の参勤下番の見送りを欠き、奉公を解かれる。だが、そこには小籐次のある目論見があった。江戸城中で他藩主から辱めを受けたことを通嘉から聞かされ、脱藩して意趣返しをする決意を固めていたのである。大名行列の襲撃―。小籐次の孤独な闘いが始まった。
痛快です。一晩であおった酒は一斗五升。忠義を尽くす主(あるじ)はただ一人。思いを寄せる女性(ひと)もただ一人。三両一人扶持徒士とはいえ武家の意地。主君が受けた辱めは命を賭しても雪ぐ。人は見目より心。赤目小藤次はおとこで御座る。
とうとう読んでしまいました。酔いどれ小藤次シリーズ第一弾。続編を読まずにはいられません。他にも積読本の山があるのに・・・どうしよう・・・・(^^;)