ウェルズの日記

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風魔(上) (宮本昌孝:著/祥伝社文庫)


「ただ生き長らえるは、死んだも同じじゃ。部門の命とは、すなわち名誉である」
「降伏を不名誉と言うは、猪武者(いのししむしゃ)の申し条(じょう)」
「なに」
「幾十万の家来、民人を統(す)べる御大将は、武運拙(つたな)きとき、降伏こそ潔しとする勇気をお持ちにならねばならぬ」



風魔(上・中・下)の上巻を読み終えました。宮本昌孝氏の小説を読むのは初めて。面白いです。ワクワクします。

風魔(上) (祥伝社文庫)

風魔(上) (祥伝社文庫)

裏表紙の紹介文を引きます。

南蛮人と見紛う異相、生まれながらの巨躯と膂力。箱根山塊に「風神の子」ありと恐れられた英傑がいた―。時は戦国。関東の雄・北条氏一門は、関白豊臣秀吉率いる桁外れの軍勢を小田原城で迎え討たんとしていた。北条百年を影で支える風魔一党の束ね小太郎は、主君を救う奇策を講じるが……。謀略渦巻く乱世に、自由を求め生きた、稀代の忍びの生涯を描く歴史巨編!

主人公は戦国の世を忍びとして生きる風魔の小太郎。忍びでありながら陰にあらず陽の者。裏工作にありがちな非道を行わず、あくまで義を貫くナイスガイ。爽快感溢れるエンターテイメントです。さっそく(中)に突入。