「自信なんてのは、勝手に湧き出てくるもんだろうが。いいか? 物事を始める前に、"できる"と考える奴と"できない"と考える奴の間には、とんでもねえ差があるんだよ。いい女を見たら必ず"やれる"と思え、そうすりゃ、向こうから勝手に股を開いてくれるぜ」 (本書P90より)
『悪夢の観覧車』(木下半太:著/幻冬舎文庫)を読み終えました。一気読み必至、極上のエンターテイメント「悪夢の・・・」シリーズ第2弾です。いやあ、前作『悪夢のエレベーター』も最高と思いましたが、上には上、最高の上(超最高)がありました。
裏表紙の紹介文を引きます。
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。
- 作者: 木下半太
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 文庫
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キャラクターの魅力が前作に比べて一段とパワーアップしましたね。それに意外性の嵐。もうやめられない、とまらない、かっぱえびせんみたいな本です。
観覧車の乗客(登場人物)を紹介しましょう。
☆観覧車17号
高所恐怖症のパパ、天然ボケの美人ママ、ませた娘と豪快な息子
☆観覧車18号
モグリの美人医師、手品が趣味のチンピラ
☆観覧車19号
伝説のスリ師、スリ師志願の弟子
☆観覧車20号
別れさせ屋の女
はたして、いちばん悪い人は誰だ? いちばん怖い人は誰だ?