佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

悪夢の観覧車

「自信なんてのは、勝手に湧き出てくるもんだろうが。いいか? 物事を始める前に、"できる"と考える奴と"できない"と考える奴の間には、とんでもねえ差があるんだよ。いい女を見たら必ず"やれる"と思え、そうすりゃ、向こうから勝手に股を開いてくれるぜ」                                                                (本書P90より)

 『悪夢の観覧車』(木下半太:著/幻冬舎文庫)を読み終えました。一気読み必至、極上のエンターテイメント「悪夢の・・・」シリーズ第2弾です。いやあ、前作『悪夢のエレベーター』も最高と思いましたが、上には上、最高の上(超最高)がありました。


裏表紙の紹介文を引きます。

ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。

悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫)

悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫)

キャラクターの魅力が前作に比べて一段とパワーアップしましたね。それに意外性の嵐。もうやめられない、とまらない、かっぱえびせんみたいな本です。

観覧車の乗客(登場人物)を紹介しましょう。

☆観覧車17号
高所恐怖症のパパ、天然ボケの美人ママ、ませた娘と豪快な息子

☆観覧車18号
モグリの美人医師、手品が趣味のチンピラ

☆観覧車19号
伝説のスリ師、スリ師志願の弟子

☆観覧車20号
別れさせ屋の女

はたして、いちばん悪い人は誰だ? いちばん怖い人は誰だ?