ウェルズの日記

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『フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン』(小路幸也・著/集英社文庫)

『フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン』 (小路幸也・著/集英社文庫)を読みました。

まずは出版者の紹介文を引きます。

今から30年前、突然、我南人が「この子ぉ、僕の子供なんだぁ」と生まれたての青をつれて帰ってきた―(「紺に交われば青くなる」)。二十歳の亜美が旅先の函館で置き引きに遭う。たまたま同じボストンバックを持っていた紺にいきなりの跳び蹴り。それが二人の出逢いだった(「愛の花咲くこともある」)など、「東京バンドワゴン」シリーズの知られざる過去のエピソードが明かされる全11編。

 

 

いつの間にやら私の大好物《東京バンドワゴン》シリーズ文庫最新刊が出ていましたね。シリーズ第8作になります。書店の平台に積まれていたのを見かけ、即購入、速攻で読みました。

なにやら軽いですね。このシリーズに登場する人物のちょっとしたエピソードを短編に仕立てた11編。《東京バンドワゴン》シリーズにお馴染みのハートウォーミングなテイストを楽しめる一冊になっています。シリーズを読んでいない方にはオススメできません。でも、登場人物のこうしたエピソードを知ったうえでこのシリーズを読むと、より深く物語世界に没頭できます。つまり本シリーズ・ファンにとってまことにありがたい一冊といえます。

余談ですが「愛の花咲くこともある 脇坂亜美」で紺と亜美のなれそめが語られますが、その舞台となったオトイネップ(音威子府村)は北海道の北の方に位置する北海道で一番小さい村なのですね。ここに桜が咲くころに訪れてみたいものです。