ウェルズの日記

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『星が降る』(白川道:著/新潮文庫)

『星が降る』(白川道:著/新潮文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

 

少年時代、父の後妻が連れてきた弘。私は弟を、血の繋がりを超えて愛した。彼は夢を追っていた。だが、ついに羽ばたく機会のないまま、あの日、弟は私の妻と心中してしまった。かつて兄弟で星を眺めた高原で。弟と妻を追いつめたものに復讐するため、私はただ一度の大勝負に賭ける(表題作)。豊かな物語性と胸にしみわたる叙情が結晶、五色の輝きを放つ短篇集。

 

 

 

星が降る (新潮文庫)

星が降る (新潮文庫)

 

 

男ってのは女々しい生き物です。ん? この文章、矛盾しているかな。言い方を変えましょう。男ってのは実に恋々たる生き物です。あきらめが悪いのですね。どうでもいいこと、こだわっても仕方ないことにこだわる。ハッキリ言って、そのこだわりは生きていく上で邪魔です。もっと肩の力を抜いて上手く生きていけば楽なのに、敢えて不器用な生き方を選ぼうとする。その上、そんな生き方がカッコイイと己に酔っているからタチが悪い。困った生き物です。

では私のようにそこそこ上手く立ち回っている男はどうか。それはそれで、不器用な生き方を小説世界に求め、心震わせ酔っているのである。恥ずかしい限りです。ハッキリ言ってバカです。でも止められない。(笑)

次は『最も遠い銀河』を読むかな。