佐々陽太朗の日記

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隠れ谷のカムイ - 秘闘秘録 新三郎&魁 (中谷航太郎・著/新潮文庫)

『隠れ谷のカムイ - 秘闘秘録 新三郎&魁』(中谷航太郎・著/新潮文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

苗場新三郎は長身の美男子でおバカな侍だったが、箱根山中で謀略により、ヤマダチ(山賊)に襲われる。そこで山の民・魁らと共に戦ううち人間として成長していく。半年後、新三郎は山の民一族の新たな拠点、甲斐山中の隠れ谷へ向かう。しかしそこは亡き信玄の秘宝をめぐって武田家旧臣、山師、忍が入り乱れる戦場だった。雪の谷にはある大きな秘密が眠っていた。書下ろしノンストップ時代活劇。

 

 

隠れ谷のカムイ―秘闘秘録 新三郎&魁 (新潮文庫)

隠れ谷のカムイ―秘闘秘録 新三郎&魁 (新潮文庫)

 

 

「秘闘秘録 新三郎&魁」シリーズ第二弾である。

第一弾『ヤマダチの砦』を読んだのが2011年11月12日のことであったので、もうかれこれ四年近く経ってしまったことになる。第一弾のあらすじも忘れかけていたので記憶を呼び起こしながら読み進めた。痛快な時代活劇。おもしろさは充分です。惜しむらくは、もっと登場人物の心情をさらに色濃く描き込んでいけば、もっと小説にのめり込めるのだがなぁ・・・。そのあたりは第三弾に期待したい。

 

 

ヤマダチの砦 (新潮文庫)

ヤマダチの砦 (新潮文庫)