ウェルズの日記

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『オロロ畑でつかまえて』(荻原浩・著/集英社文庫)

『オロロ畑でつかまえて』(荻原浩・著/集英社文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作。

 

オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)

オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)

 

 

最近文庫化されたユニバーサル広告社シリーズ・第3弾『花のさくら通り』から本書にたどり着いた次第。荻原氏の小説はこれまで結構読んできたのだが、氏のデビューが本作だったこと、本作が第10回小説すばる新人賞を受賞したことを知らずにいたのはとんまとしか言いようがない。読んでいて唯々楽しい。最高のエンターテイメント性を持つ小説だ。何よりも良いところは荻原氏の登場人物に注ぐ温かいまなざしである。これは重松清氏や山本幸久氏の小説と共通する特色であり、おそらく荻原氏の本領とするところであろう。私はこうした小説が大好きだ。次は『なかよし小鳩組』を読もう。

 

 私の読んだ荻原浩氏の小説を記録しておく。

  • 『神様からひと言』 読了時期不明も、おそらく2007/11頃
  • 『ハードボイルド・エッグ』 2007/12/10読了
  • 誘拐ラプソディー』 2007/12/15読了
  • 明日の記憶』 2008/01/31読了
  • 僕たちの戦争』 2008/06/09読了
  • 『メリーゴーランド』 2008/08/06読了
  • 『ママの狙撃銃』 2009/05/24読了
  • 『四度目の氷河期』 2010/02/01読了
  • 『サニーサイド・エッグ』 2010/07/22読了
  • 『花のさくら通り』 2015/0929読了
  • 『オロロ畑でつかまえて』 2015/10/07読了