2015-10-24 登山家 慧眼 本物のクライマーはいつか必ず山で死ぬことになっている。しかたのないことさ。 ・・・・・・・ クライマーは困難を目ざすんだ。齢とともに体力は衰える。だが、それに応じたレベルに下りることなどできはしない。もちろん山をやめるわけにもいかない。だから本物は、いつか必ず山で死ぬんだ。 浅田次郎・著『プリズンホテル 3 冬』P115より