ウェルズの日記

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『ひまわりの祝祭』(藤原伊織・著/講談社文庫)

藤原伊織氏の小説を再通読中。

『ひまわりの祝祭』(藤原伊織・著/講談社文庫)を読み直しました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが……。名作『テロリストのパラソル』をしのぐ、ハードボイルド・ミステリーの傑作長編! 

 

 

ひまわりの祝祭 (講談社文庫)

ひまわりの祝祭 (講談社文庫)

 

 

なかなかの長編。謎が多くその謎がなかなか解けていかないので、気ぜわしい人には読みづらいかもしれません。しかし、会話がいかすこと、登場人物が全員魅力的な持ち味を出していること、なによりも文章がかっこいいので飽きずに読めます。謎が解けたときの切なさ、自殺した妻の主人公に対する愛の深さを知ったときの感動。やはり伊織さんの小説は最高です。『テロリストのパラソル』にならび、何度でも読み返したい小説です。