佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

森見登美彦氏がWebサイトで綴る小説『或る「四畳半日記」伝』を読み始めた

森見登美彦氏のウェブ上の小説『或る「四畳半日記」伝』を読み始める。またしても腐れ京大生ものである。しかし、それが私の好物なのだ。大好物と言って良い。祥伝社のWebサイトに連載されていることを登美彦氏のブログ『この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ』を読んで見つけたもの。
PC画面では何となく読みにくいし小説を読んでいるという臨場感が不足しているのでプリントアウトして読んだ。それでも横書きの小説は読みにくい。
薩摩の菓子「軽羹(かるかん)」なるものを食してみたい。
『夜は短し歩けよ乙女』『きつねのはなし』にも出てくる錦林車庫近くにあるという古書店「緑雨堂」が登場。珠子さんがバイトしているようだ。ひょっとして実在するのでは?とネットを検索してみたがヒットせず。
第2回まで読んだ。おもしろい。早く第3回が読みたいがアップされるのを待つほかはない。次回(第3回)は2016年3月1日に更新予定である。
 
参考までに記しておくがこの小説の主人公は「松本清弘」というらしい。小説の題名『或る「四畳半日記」伝』は云うまでもなく松本清張氏の芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』を念頭に置いて書かれたことを示している。『或る「小倉日記」伝』は福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)在住であった松本清張が、地元を舞台に、森鷗外が軍医として小倉に赴任していた3年間の日記「小倉日記」の行方を探すことに生涯を捧げた人物を主人公として描いた短編小説である。