佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ふたつめの月』(近藤史恵・著/文春文庫)

 『ふたつめの月』(近藤史恵・著/文春文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

契約社員からようやく本採用になった矢先、解雇をいいわたされた久里子。心から喜んでくれた両親の手前、出社するふりをしては日中ぶらぶらと暇をつぶす毎日を送っていた。ある日、偶然すれ違った元同僚の言葉に不審な点が──もしかして私、自分から辞めたことになってる? いくつかの事件に巻き込まれ、謎の老人や犬たちとの出会いによって成長していく久里子の様子が頼もしい、読後感あたたかなミステリー。『賢者はベンチで思索する』の続編。 

  

ふたつめの月 (文春文庫)

ふたつめの月 (文春文庫)

 

 

 久里子シリーズ第二弾。今作では久里子の恋愛がひとつの味になっている。第一弾『賢者はベンチで思索する』にも登場した謎の老人・赤坂は未だ謎のまま残っている。このシリーズはこの後まだ続くのだろうか。赤坂の正体は明かされるのか。気になる。