佐々陽太朗の日記

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『女の陥穽 御広敷用人 大奥記録(一)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)

『女の陥穽 御広敷用人 大奥記録(一)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

八代将軍となった徳川吉宗は幕政改革に乗り出した。手はじめは贅沢三昧をしてきた大奥の粛正。そのため以前、勘定吟味役として利用していた水城聡四郎を御広敷用人として登用した。吉宗の密命を実行せんと調べ始めた聡四郎の前に「影」が立ち塞がる。一放流の達人、聡四郎は密命を成し遂げられるのか。待望の「水城聡四郎」新シリーズが壮大なドラマとともに登場。

 

女の陥穽―御広敷用人大奥記録〈1〉 (光文社時代小説文庫)

女の陥穽―御広敷用人大奥記録〈1〉 (光文社時代小説文庫)

 

 

 

勘定吟味役異聞」シリーズ全八巻を読み、すっかり水城聡四郎のファンになってしまった。かくなるうえはその続編「御広敷用人 大奥記録」シリーズも読まねばなるまいと第一巻『女の陥穽』を手に取った。こうしたシリーズものを読み始めると、他の本が読めなくなり困るのだが、気になって仕方がないのだ。やむを得ないのだ。早く読んでしまうのだ。それにしても『女の陥穽』とはなんと怖ろしい題名だ。「陥穽」などという言葉を初めて知ったぞ。