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『新版 落語手帖』(矢野誠一・著/講談社)に紹介された274席のうちの4席目は『愛宕山』。これは上方の噺。やっぱり米朝師匠で聴きたいですね。
この落語の味わいの一つにはめものがある。噺の途中でお囃子や鳴り物がふんだんに使われるのだ。春の野辺の開放的な雰囲気や、幇間たちの山行きの様子などがこれらのはめもので効果的に演出され、噺に華やいだ楽しさを添える。噺家と下座の呼吸がピッタリと合うところが名人芸。米朝師匠の語り口も冴える。
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桂米朝 Beicho Katsura 愛宕山 1/2 落語 Rakugo
桂米朝 Beicho Katsura 愛宕山 2/2 落語 Rakugo