佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『真夏の方程式』(東野圭吾・著/文春文庫)

真夏の方程式』(東野圭吾・著/文春文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

 

真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式 (文春文庫)

 

 

探偵ガリレオシリーズ第六弾ですね。このシリーズを私は第一弾『探偵ガリレオ』、第三弾『容疑者Xの献身』と本書、計三冊しか読んでいない。こうしたシリーズものはできるだけ順番に丹念に読んでいくことが望ましい。私もできるだけそうするようにしているのだが、このシリーズに関しては乱雑な読み方になってしまった。今が季節的に真夏であることもあり、ええいままよ、とばかり積読本の山から手に取ったのだ。相変わらず湯川学のセリフが論理的に明快で気持ちイイ。事件の背景にある真実の意外性もなかなかのもの。本シリーズ、他の本も全て読まねばなるまい。読むべき本ばかり増えて、我が人生に残されているであろう時間はどんどん減っていく。いかんともしがたい。

 

映画も見ました。小説を映画化したものにありがちなことですが、原作に少々変更が加えられています。映画にはわかりやすさが求められるのでしょう。やむを得ないことでしょうが、やはり私は小説の方が好きです。