佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『これは経費で落ちません ~経理部の森若さん~』(青木祐子・著/集英社オレンジ文庫)

『これは経費で落ちません ~経理部の森若さん~』(青木祐子・著/集英社オレンジ文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。

最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができて、少し迷いが生じている。ある日、営業部のエース・山田太陽が持ちこんだ領収書には「4800円、たこ焼き代」。経理からは社内の人間模様が見えてくる?

 

 

 この小説は好きではまる人とつまらないと切って捨てる人に分かれるでしょうね。私は前者です。こうした小説を読むと厳しい仕事の日々に温もりと彩りが添えられるような気がします。幸せな気分になれます。「最近、心がささくれ立っているな」と感じたら処方箋としてオススメの本です。

 ちなみにこの小説は『風呂ソムリエ ~天天コーポレーション入浴剤開発室~』からのスピンアウト小説らしいです。そちらも読むべくamazonのサイトで「購入」ボタンをポチッと押しましたとさ。(笑)