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ウェルズの日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『SMOKE』 DVD

 映画『SMOKE』を観ました。

 今年もこの時季の日本は「若者はクリスマスを恋人と共に過ごさなければならない」という強迫観念のもと、目に余る馬鹿騒ぎに溢れています。もはや街に57歳という老年にさしかかったみすぼらしい男がくつろげる場所などありませぬ。若者たちに「君たちはクリスマス・ファシズムという収奪システムに踊らされ、金を巻き上げられているのだよ」などと訳知り顔で説教を垂れても煙たがられるだけだ。同じ煙たがられるのなら、ポケットからクシャクシャになりかけた煙草を取り出し、無造作に口にくわえておもむろに取り出したZippoで火をつけ、二・三秒の刹那の後フゥーッと煙を吐き出した方がいい。しかし近ごろはそんなことも副流煙がどうだこうだとうるさくて出来ないのだ。つまらない世の中になったものだ。この10年ばかり煙草を休んでいる私だが、久しぶりに煙を吸いたくなった。缶入りピースを買おうかと考えたが止めておこう。Zippoは置いてあるがオイルがない。マッチもない。チャッカマンで火をつけたのでは様にならない。ただのニコチン中毒者に成り下がってしまう。

 それにしてもハーヴェイ・カイテルの煙草の吸い方はカッコイイ。良い映画でした。

 

 amazonのレビューを引きます。

人気作家ポール・オースターが、自身の短編を脚色。監督は香港出身のウェイン・ワン。NYの下町ブルックリンを舞台にした群像ドラマだ。本作の魅力は、ブルックリンの街に限りなくなじんでいる俳優たちだろう。10年以上もの間、毎日、同じ場所にカメラを向けるタバコ屋の店主にハーヴェイ・カイテル。店の常連客で、店主の写真のなかに亡き妻の姿を見つける作家、ウィリアム・ハート。そこにもうひとり、作家を交通事故から助け、父親を探す黒人少年。映画が進むにつれ、3人それぞれの家族関係が浮き彫りにされていく。
   ドラマチックな展開が用意されているわけではなく淡々と進む物語だが、その分、要所でドキリとさせる一瞬が訪れる。たとえば、凍死した父を発見する息子が、すでにそこで眠る父の年齢を越えていたというエピソード。また、強気を貫いてきた娘が、両親に背を向けられたときに浮かべる悲痛な表情。そんな心に引っ掛かる映像の数々が、じわじわと感動を高め、締めくくりは、すべての人を優しく包み込むような「いい話」。上質な文学作品の香りが漂う、逸品だ。(斉藤博昭)

 

SMOKE [DVD]

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サウンドトラックから気に入りの曲をふたつ。

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本当は”Smoke Gets In Your Eyes”はブライアン・フェリーが歌ったのが好きなのだけど。 

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