『煮もの 炊きもの』(真藤舞衣子・著/主婦と生活社)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
毎日使える! 食材の組み合わせが絶妙!! と、好評発売中のレシピ本『和えもの』に続く第二弾。鍋に素材を入れるだけで作れる、絶品のごはんとおかずを88品揃えました。
“煮もの 炊きもの”は、素材の良さが引き立ち、出来立てはもちろん、冷めてもまたおいしいといいこと尽くし。筑前煮や魚の煮つけ、白米の炊き方など、みんなが好きな定番はもちろん、おいしい発見ができるレシピも満載。1冊あれば、料理の腕が一気に上達する充実の内容です。
●目次抜粋●
第一章 さっと煮る
/油揚げと小松菜のもの、かぶとそぼろ煮、きのこの当座煮、キャベツとさつま揚げの煮物、かきのさっと煮、鶏レバーのソース煮、牛肉とたけのこの煮もの、しらたきとたらこのさっと煮、かれいの煮つけ など
第二章 じっくり煮る
/スパイスブリ大根、白みそポトフ、凍み豆腐のラタトゥイユ、凍みこんにゃくと切り干し大根のすき焼風、いわしの梅煮、筑前煮、肉だんごと春雨の煮込み、モロッコ風チキンのレモン煮、肉豆腐、バクテー など
第三章 ふっくら炊く
/白米、玄米、鯛めし、鶏とごぼうの炊き込みご飯、みょうがの炊き込みごはん、ほたて缶とアスパラの炊き込みごはん、とうもろこしと桜えびの炊き込みごはん、中華おこわ、アボカドとえびの炊き込みごはん など
第四章 手作り常備菜/のりの佃煮、油揚げの甘辛煮、マグロのオイル煮 など
こうした写真入り料理本を、これは美味そうだ、これ今度の休みに作ってみようなどと味を想像しながら頁を捲っていくのは楽しい。紹介された料理をそのまま作っても良いが、これまで自己流で作ってきた料理をアレンジするヒントにするのも良い。本書の良いところは、手軽に作れるものばかりだということ。ただし、それではつまらないので、ちょっとした驚きがちりばめてある。私のように技術はないが料理は好きという素人にぴったしの本だ。最初から最後まで「シンプルで美味い」という路線が貫かれているのはあっぱれと云いたい。
作りたいと思ったのは次の通り。
- なすの翡翠煮
- 厚揚げと鶏肉の花椒煮
- 中華風おから煮
- 肉じゃがのビール煮(カルボナード)
- 凍みこんにゃくと切り干し大根のすき焼き風
- 肉だんごと春雨の煮込み
- いかのいんろう煮
- 巾着煮
- みょうがごはん
- マッシュルームとパプリカのアンチョビごはん
- ほたて缶とアスパラの炊き込みごはん
- とうもろこしと桜えびの炊き込みごはん
- さば缶とトマトの炊き込みごはん
- あじの薬味ごはん
で、輝けるMTR(最も作ってみたい料理)は・・・
「マッシュルームとパプリカのアンチョビごはん」でした。
パプリカやアンチョビを炊き込みごはんに入れる発想は私にはありませんでした。ちょっと驚いたし、絶対に美味しいだろうという確信めいたものがあります。