『北川一成(世界のグラフィックデザイン92)』(ギンザ・グラフィック・ギャラリー/発行)を読みました。
兵庫県の播磨地方に住み、アルコール中毒の私にとって本の表紙にある「富久錦」のロゴは日頃から親しんでいるものだ。しかし、これが北川一成氏のデザインであることは最近知った。また活字中毒でもある私にとって北川氏のデザインにある「文字」は非常に興味深い。手書きによる文字に味わいと深さと(書いた人の気分や気質が忍ばれるという意味での)情報量の多さがあるように、北川氏の造る文字には手書きと同様の味がある。非常におもしろい。