佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ぶらり京都しあわせ歩き ~至福の境地を味わえる路地や名所、五十の愉しみ~ 』(柏井壽〈京都しあわせ倶楽部編集主幹〉・著/PHP研究所)

『ぶらり京都しあわせ歩き ~至福の境地を味わえる路地や名所、五十の愉しみ~ 』(柏井壽〈京都しあわせ倶楽部編集主幹〉・著/PHP研究所)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

 京都には「しあわせ」が溢れている――京都に生まれ育った生粋の京都人である著者が、京都を歩いてみた実感である。京都人でも、京都が大好きで何度も訪れているリピーターでも、おそらく気付いていない、もしかしたら、見逃しているかもしれない、京都のそこかしこに潜んでいる、至福の境地を味わえる五十の「しあわせ」を惜しげもなく紹介。京都を愛し、京都の街をくまなく歩いている著者だからこそ、気付けた「しあわせ」の数々。風景あり、食あり、体験あり。ガイドブックには載っていない、京都のしあわせ旅が体験できる。本書を手に、ぶらりと京都の街に出かけてみよう。きっと、あなただけのしあわせも見つかるに違いない。

 

 

ぶらり京都しあわせ歩き (京都しあわせ倶楽部)

ぶらり京都しあわせ歩き (京都しあわせ倶楽部)

 

 

「しあわせ」とは心のありようである。同じ道を歩き、同じ景色を観て、同じものを食べても、「しあわせ」を感じる人とそうでない人がいる。そういうことだ。その良さが分かると云うこと、その味わいが分かると云うこと、そこにはその人の感受性とモノや出来事に対する深い造詣が関わってくる。つまりはたしなみが必要だということだ。書籍はそうしたたしなみを身につけるためのアーカイブの役割を担ってくれる。柏井氏の旅モノ本を携えて旅に出よう。「しあわせ」はそこにあるはずだ。