佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

大阪ぶらぶら BABEL

 昨夜は守口市で美味い寿司に舌鼓を打ち、夢の拡がる会話を交わしながら酒に酔いしれた。

 今日は午後から武庫之荘で会議がある。梅田あたりでも良かったのだが、9日午前中を過ごすプランが頭に浮かび京橋駅にほど近いホテルニューオータニ大阪に宿をとった。別に大したプランではないのだが、ホテルから寝屋川、大川沿いをあたかもその街の住人のようにぶらぶら歩き国立国際美術館へ行くというものである。国立国際美術館では『ボイマンス美術館所蔵・ブリューゲルバベルの塔」展』が開催されている。距離も5㎞程度で大したことはない。

 『プリンセス・トヨトミ』に思いをはせながら、天気の良い公園内を歩くとすこぶる気分が良い。

 私は歩くのが好きだ。自転車で走るのも好きである。時間があれば街を彷徨い歩く。これだけ動いて痩せないのが不思議でならないのだが、体重は70㎏台後半を維持している。痩せない理由は明確なように思える。すなわち「食べる」からだ。その上「飲む」からだ。万に一つもその仮説に誤りはないだろう。しかし、一見隙の無いその仮説にも疑問を投げかける現象が世に存在するという。「水を飲んでも太る」というのがそれだ。そんなことあるはずはないとは思うものの、嘘だと断じてしまうことが躊躇われるほどその言葉を良く耳にする。それは私だけではないはずだ。そうすると私も「水を飲んでも太る」体質に生まれているのかもしれないという仮説が成り立つ。一度やってみるかと思ったが、そのバカな考えは今やポンコツとなった私の脳の中で即座に却下された。なぜなら仮にそのような現象があると証明されたところで、人類の未来に何の利益ももたらさないだろうからだ。それどころか、そんなことをして健康を損ねたら損ではないか。などと埒もないことを考えながら歩いていると国立国際美術館に着いた。

バベルの塔」展では、まず大友克洋さんの「INSIDE BABEL」が私を迎えてくれた。素晴らしいではないか。

 

 ホンモノのBABELは展示室内で30分の行列という超人気。見終えた私は疲れ果ててレストラン・中之島ミューズで煮込みハンバーグセットとビールを頼んだのであった。午後の会議まで3時間以上ある。移動もバス、電車、タクシーの乗り継ぎだ。問題なかろう。