佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

今日の日記

 4:00に起床。

 煮込んでおいたチキン・カレーを食す。胸肉だがよく煮込んだおかげでパサパサ感なく、身がホロホロとほぐれる。

 5:00過ぎに家を出て神姫観光バス小野車庫へ。今日明日と旅行される早水電機工業さんに地酒を二本差し入れた。酒は土佐もの「司牡丹 船中八策」「亀泉 純米吟醸原酒 高育63号」にした。どちらも土佐の酒らしくスッキリ辛口のはずだ。ただし、「亀泉」は高育63号独特の華やかな香りがあるだろう。バス車中で楽しんでもらえるかな。積み込みを終え姫路に向かう頃、朝日が昇り始めた。この時季の朝のひんやりした空気に霞がかかる風情が好きです。

 8:00 姫路港。にっぽん丸が入港してきた。「にっぽん丸で航く屋久島・福江島軍艦島周遊オータムクルーズ4日間」を見送りたかったが、9:40から姫路市立美術館で開催される『リアル(写実)のゆくえ』展の開会式に出席するため移動。

 9:40 姫路市立美術館に到着。開会式終了後、ゆっくりと展示を観る。展示室に入るとこの企画展のポスターにある2点の”鮭”が並んでいた。髙橋由一と磯江毅の”鮭”が並ぶ姿に1800年代から現代に至る日本のリアル(写実)のありようを象徴的に観ることが出来ました。はたして日本のリアルはこの150年の間に変化したのか、しなかったのか、その問いを胸に展示を観る。特に印象に残ったのは堀和平「ランプを持つ女性像」、原田直次郎「神父」、岸田劉生「野童女」、河野通紀「淋しい水」、水野暁「The Volcano_大地と距離について/浅間山」。リアルに対する執念、ものぐるひを観る思い。

 余談だが、岸野館長と立ち話で、髙橋由一作とされる”鮭”は他にも数点あるという情報を得た。この企画展では山形美術館寄託のものが展示されている。他のものを是非観てみたいものだ。

 昼前に帰宅。今日はつれ合いがご近所さんと豊岡へバッグを買いに出かけている。今頃は床瀬そばを食べているだろうと思いながら、こちらはこちらで楽しむことにした。リアル(写実)へのものぐるひたちの作品をパラパラと眺めながら酒を飲む。酒は「早瀬浦 純米」。素っ気ないほどすっきり辛口の男酒。アテはおとうふ工房いしかわの「至高のもめん」を冷や奴で。ご近所からいただいた茗荷を刻んで乗せると美味。もう一品は作りおきの「大豆とひじきのたいたん」。私の手料理であります。見た目はともかく、ふっくら仕上がり味もばっちりです。

 食後、小一時間昼寝。目覚めた後、ご近所さんと冬の旅行の打ち合わせ。うちのご近所さんは二年に一度、冬の時期に日帰り旅行をする。2年前は淡路島に三年河豚を食べに行った。今年はやっぱりカニが良いなとのこと。三つばかり候補をあげておいた。香住鶴をキューっとやりながらのカニ。想像するだけで嬉しい。