本日の一献は奈良県は久保本家酒造の醸した「睡龍」と「生酛のどぶ」。
今日は鍋で。
まずは「睡龍」。これは生酛づくりの純米吟醸酒。
裏のラベルをみると赤字で「22BY」と刻んである。平成22年に完全発酵の生酛づくりで仕込んだ後、蔵でじっくり熟成させて、今年12月にボトリングされた由。口あたりは柔らかく、ひねてはいますがサッパリとした辛口。ぬる燗にして良し。味わいがふくよかにふくらみます。
続いて「生酛のどぶ」。
粗越ししてもろみの白濁が残った酒。このにごりが「どぶ」の名の由来であろう。ラベルに刻んだ日本酒度+13のとおり超辛口。にごり酒とは思えない鮮烈なキレ。これも燗が良い。
どちらも食中酒として抜群にうまい。日本酒はこうでなくてはいかんと改めて感じた次第。