佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『こいしいたべもの』(森下典子・文・画/文春文庫)

『こいしいたべもの』(森下典子・文・画/文春文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

大人気『いとしいたべもの』の続編が、文庫オリジナルで登場!

母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。

 

こいしいたべもの (文春文庫)

こいしいたべもの (文春文庫)

 

 

 森下さんの綴るたべものの思い出、その多くは家族と過ごした時間の記憶だが、私はそこに温かく胸がきゅっとするような幸せを感じる。幸せの脆さを承知のうえで、人生を真摯な想いで大切に生きてこられたであろう著者の言葉に心温まりました。大船軒の「鰺の押寿し」を食べたい。次に東京出張したときの帰りはこれだな。いや崎陽軒の「シウマイ弁当」にすべきか。う~ん、これは迷う・・・

 

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