佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ミルク・マネー』(Milk Money)

ミルク・マネー』(Milk Money)を観ました。1994年のアメリカ映画で、ジャンルとしてはロマンス・コメディー。主演はメラニー・グリフィス。私の大好きな女優です。

 この映画に対する世間の評価は決して高くない。むしろ低いといって良い。その年のゴールデンラズベリー賞の「最低脚本賞」にノミネートされたほどである。設定に無理があったり、ドタバタだし、結末は予定調和的ハッピーエンドとくれば評価が低いのも肯ける。しかし私はこの映画を隠れた名作だと思っている。2年に一度は観たくなる映画です。連休の一日目、久しぶりに観ようかなぁと思える時間の余裕がうれしい。

 

ミルク・マネー [DVD]

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思春期の少年の性に対する淡い憧れと家族の絆を描いた少年ドラマ。性に目覚めたばかりの12歳の少年フランクは、ナマで女性の裸を見ようと友達3人と<ミルク・マネー>を貯めて都会に繰り出す。そしてひょんな事からその娼婦を家に引き止め、父親に引き合わそうとするのだが……。M・グリフィスが演じる娼婦役は「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツよりもずっといい味出しててこっちの方が断然イイ。また本作は、セクシャルな面はほんのさわり程度で、後半の父親と娼婦を結び付けようをする少年の姿を中心に描いたほのぼのとした仕上がりになっている。

 

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