佐々陽太朗の日記

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『織田信長 435年目の真実』(明智憲三郎・著/幻冬舎文庫)

織田信長 435年目の真実』(明智憲三郎・著/幻冬舎文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

大うつけ、苛烈で残虐、稀代のカリスマ……我々の知る《織田信長》像は、時の権力者により捏造され、作家や研究者らの感性に基づいて書かれたものが世に広まったに過ぎない。桶狭間の戦いの勝利は偶然なのか? 何故、本能寺で討たれたのか? 未だ謎多き男の頭脳を、現存する史料をもとに徹底解明。日本史史上最大の謎と禁忌が覆される!!

 

織田信長 435年目の真実 (幻冬舎文庫)

織田信長 435年目の真実 (幻冬舎文庫)

 

  これまで私は「本能寺の変」について、深い考えもなくなんとなく怨恨説あるいは野心説のどちらかなのだろうと思っていた。本書を読んでみるとそれが浅はかな考えであったような気になる。本書に書かれた「本能寺の変」の真実(?)はなかなか興味深い。かといって著者の説が正しいかどうかとなると、著者以上に史実を丹念にあたっていき、そのうえで種々の仮説を立て検証していく作業が必要だろう。残念ながら私にはそんな能力も時間もない。従って私はこれ以上、歴史の迷宮に足を踏み入れることをしない。仕方がないではないか。

 

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