飛驒古川を観光した後は3泊目のお宿「民芸旅館すぎもと」に向かう。「すぎもと」は一度泊まって大好きになった旅館です。館主が凝ったオーディオで聴く重厚かつクリアな音楽、館主自らが打つ蕎麦、信州の食材をふんだんに使った酒肴をアテに飲む酒、すべてが私好みです。久しぶりに「すぎもと」に泊まることに思いを馳せながら向かう道中はゆったりシートに身を委ねながら、”YUI PRIMA”の車窓に拡がるパノラマを楽しむ。
「旅館 すぎもと」に着くとウェルカムドリンクは「女鳥羽の泉 純米吟醸うすにごり」。館主・花岡さんご自慢のオーディオ機器から聞こえる女性ボーカルが心地よい。
17:00から花岡館主の蕎麦打ちが始まりました。
18:00から夕食。
酒は「岩波 純米吟醸無濾過生原酒」
馬肉のにぎり寿司
馬刺し
岩魚のなめろう
信州の山菜を鍋でいただきました。
もちろん山菜の天ぷらも。
飛驒牛のしゃぶしゃぶ
蕎麦の薬味は塩、唐辛子、葱、大根。
打ったばかりの香り高い蕎麦は塩だけ、あるいは唐辛子で食べるのが美味いという。確かに美味しゅうございました。
デザート
食後は「バー ひびき」で飲みながら語らう。
酒はアイラ「BRUICHLADDICH THE LADDIE EIGHT」をチョイス。アイラの特長のピート臭を感じない。若いが味わいは深く微かな塩気のようなものを感じる酒。はじめて飲みます。
樹齢500年の栃の木のテーブルの存在感がスゴイ。
花岡館主自慢のオーディオシステムから流れる女性ボーカルが心地よい。
「NIKKA COFFEY MALT」もいただきました。軽やかな甘さ、バニラと蜂蜜を彷彿とさせる味わいです。すばらしい。
心地よい音楽と酒に酔いしれ時間が経つのも忘れました。
みなさんに「おやすみなさい」を言ってわかれ、部屋に戻るこの階段と廊下の佇まいにふと懐かしさを感じる。なんだろう、このやさしさは。こういう雰囲気に身を包むことの心地よさがこの宿の魅力です。
一夜明けて、まずは朝風呂です。この3日間、毎日小原庄助さん状態です。(^^ゞ
お風呂でサッパリして部屋へ帰り、窓から外を眺めやると、はるかに乗鞍岳を望むことができた。今日も快晴。私は晴れ男です。
朝食もたいへん美味しゅうございました。これまで美食三昧でおかわりを控えようと思っていたのですが、朴葉味噌の良い香りを嗅いだ途端、思わず「おかわりっ!」と言ってしまいました。(^0^;)