佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『のんべえ春秋 2』(木村衣有子・著/木村半次郎商店)

『のんべえ春秋 2』(木村衣有子・著/木村半次郎商店)を読みました。

 

 今号で紹介される酒器は大治将典さん「JICON」のぐい飲み、二上と組んで作った栓抜き。すばらしい。私は富山の「能作」で大治氏のデザインに出会った。これからも注目して、気に入りのものが見つかれば使いたい。富山は高岡の居酒屋「かめ蔵」で大治氏デザインの器で酒を呑むのもいいなぁ。夏にでもいってみるか。

 書評エッセイ「酒飲む本」に紹介された『今夜もひとり居酒屋』(池内紀・著/中公新書)の一説が印象に残る。

好んで居酒屋に寄り道をしたがるのは、おおかたの場合、その行動様式からして退屈無難志向ではないだろう。とりわけ静かに飲みたい人種は、内面に平均点を大きくハミ出す何かをかかえているものだ。