2019/08/21
壱岐島サイクリングを終え、港に着くと地元の方々がサザエの壺焼きを振る舞って下さった。穫れたて焼きたてのサザエのうまさといったらない。ありがたやありがたやと言いながら自転車を輪行袋に詰めてにっぽん丸に乗船。冷蔵庫で冷えたビールをがぶ飲みしながらエアコンの効いた部屋でくつろぐ幸せに暫し浸る。やはり酷暑の島の起伏のある道を走るのは過酷であった。しかしそれだけに美しい景色が強く印象に残った。
17:00ごろ船は壱岐島郷ノ浦新港を出発。たくさんの人に見送っていただいた。地元高校生のブラスバンド演奏もあった。いずれまた必ず壱岐島を再訪することを堅く心に誓いながら「またくるよ~~」と手を振った。
17:30、6階ラウンジ「海」で”SUGI-TARA"のライブを聴く。SUGIさんはかつてフォークデュオ「紙ふうせん」のギター、サイドボーカルであった「すぎたじゅんじ」さん。透きとおったギターの音色と歌声がすばらしかった。すぎたさんはかなりの釣キチらしくCDジャケット写真に自分で作ったギターの形のルアーを載せているほど。『あつまって』という曲が素晴らしかったので思わず買ってしまった。この曲を聴くたびクルーズのことを思い出すだろう。
LIVEのあとはオーシャンダイニング「春日」で夕食。今日は和食「壱岐和膳」だ。地元産のヒラマサ、鰹、イサキの造りがめっぽううまい。壱岐牛のしゃぶしゃぶもうまい。うに飯もうまい。うまいうまいうまいで頭がおかしくなりそうだ。にっぽん丸名物のローストビーフをサービスで勧めてくれたが、お腹がいっぱいだと遠慮した。あの絶品ローストビーフをことわるなんて、確かに頭がおかしくなっている。酒は「陸奥八仙」(青森)と「田中六五」(福岡)、北と南の両雄だ。飲んでうまい、食べてうまい、また飲んでうまい、すばらしい食中酒である。
満腹で部屋に戻ったあとは爆睡。微かな船の揺れに身を任せ、夜明けまでぐっすり眠った。
食前酒:和三盆糖梅酒
前菜:剣先イカの『がね味噌』和え、もろきゅう、壱岐の海苔の佃煮、とこぶし、稚鮎唐揚げ、じゅんさい、枝豆
お澄し:福岡県産焼真鯛と壱岐産ひじき麺のお澄まし(豆蕪 柚子)
お造り:壱岐産ヒラマサと鰹、長崎県産イサキの盛り合わせ(大根妻 大葉 花穂紫蘇 小菊 パセリ 人参 本山葵)
焼き物:沖縄県産ナゴさくら豚で巻いた壱岐産グリーンアスパラガス(カボス 酢取り茗荷 青葉)
炊合せ:天草産車海老と野菜の炊き合わせ(茄子 蓮根 蕪 絹さや)
向付:アボカドとフルーツトマトの山かけ
蒸し物:鹿児島県産鰻の茶碗蒸し(胡麻豆腐 山椒)
鍋物:壱岐牛のしゃぶしゃぶ 壱州豆腐と(昆布 白葱 エノキ 水菜 椎茸 人参 小口葱 酢橘 紅葉卸し ぽん酢 胡麻だれ)