佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

「神吉 純米吟醸無濾過生原酒」と「嘉美心 純米吟醸」、肴は林檎の天ぷら

 日曜日の夕方。焼酎の湯割をやりながら厨房に立つ。焼酎は「薩州 赤兎馬」。知人から還暦祝いにといただいたものです。「一日に千里を走る」という駿馬が血管を駆けめぐる。うまい。

 晩酌の酒の肴を作った。

 「大根と柿のなます」

 「葱の天ぷら」

 「林檎の天ぷら」

 自分でつくったものながら、うまい。しみじみうまい。

 酒は「神吉 純米吟醸無濾過生原酒」と「嘉美心 純米吟醸」の飲みくらべ。

 前者は今日高校時代からの友人のN君がわざわざ持ってきてくれたもの。Good choice! 深謝。控えめで丁度良い加減の吟醸香。最初に微細な発泡が残る口あたり。そして透明感のある甘味。後口はフレッシュな酸味で軽やか。わずかに残る苦みがこの酒に厚みを与えている。

 後者は行きつけの酒店「ひらい」で買い求めたもの。食事の邪魔をしない落ち着いた香り。口に含んだ瞬間の爽やかな微発泡感。特徴を出そうとするのではなく、全体のバランスを重視した味。しかし、しっかりと旨味を感じさせるところが嘉美心らしい。この蔵は新酒の時季に「冬の月」を頒布会で売り出している。1月の純米大吟醸無濾過生原酒を注文している。新年の楽しみである。