佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

スンドゥブチゲ

2020/10/21

 

 本日の厨房男子。

 夕餉にスンドゥブチゲを作りました。キムチをたっぷり使っているので、むしろキムチ鍋と言うべきかも知れないが、今日はおいしい豆腐を主役と考えているので敢えてスンドゥブチゲと呼びたい。本場のスンドゥブチゲを食べたことがないので、そんなものはスンドゥブチゲではないと叱られるかも知れないがいいではないか。所詮、素人家庭料理なのだ。

 豆腐は神河町長谷駅の近くにある前嶋豆腐店のもの。昔風のいなか豆腐といった手作り豆腐で、もめん豆腐は水分をたっぷり含んでいる。その食感はしっとりでもしっかりでもなく、ふわふわ。これを鍋にすると味が良く染み込んだ豆腐が口の中でホロホロとほぐれる。うまい。

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金鵄盛典 Technique

2020/10/20

 

本汁の一献は「金鵄盛典 Technique」を燗でいただきます。

等外米を使って、ここまで良質の酒が醸せるという事実。

確かな技術と申し上げておきましょう。

肴はTさん、Sさんからいただいた柿と枝豆。

柿はなますにしました。といっても切って酢をかけただけですけれど。それでも酢が良ければビックリするほどうまいもんです。

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宮崎商店×菊屋 日本酒の会

2020/10/17

「播磨旬菜 菊屋 第5回飲み比べの会」に出席しました。

 姫路の酒屋・宮崎商店さん選りすぐりの酒と酒に合わせた料理を楽しむ会。おいしゅうございました。

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酒リスト

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酒のプロフィール

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料理メニュー

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柿、無花果、シャインマスカット、合鴨旨煮、豆腐

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大根、鳥味噌漬け、アンチョビ味噌、鶏出汁、葱

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左から、「トロ たくあん」、「鯖 大根 スルメ 土佐酢 卵」、「鯛 梅肉

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子持ち鮎 赤ピーマン

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鰆 焼き茄子 豆鼓 浅葱 茗荷 生姜

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穴子 チーズ 椎茸 小芋 万願寺 海老味噌 白葱

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秋刀魚小袖寿司 赤だし

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『虹の岬の喫茶店』(森沢明夫:著/幻冬舎文庫)

2020/10/16

『虹の岬の喫茶店』(森沢明夫:著/幻冬舎文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

 小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人―彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で、大きく変化し始める。疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。癒しの傑作感涙小説。

  

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

  • 作者:森沢 明夫
  • 発売日: 2013/11/14
  • メディア: 文庫
 

 

  小豆島にロードバイク・ツーリングに出かけるのに携えて行った本。朝、家を出る前に本棚の積読本をひととおり閲し、海のイメージでこれだと選んだものです。

 想像したとおりの小説でした。想像どおりというのは、ストーリーではなく、この小説のテイスト、読み心地です。読んでいる間、岬の喫茶店から見る景色と波の音、店にただよう珈琲の香り、BOSEのスピーカーから流れてくる音楽、そうしたものがまるで映画を観るように頭の中にイメージできました。

 生きていくうえでの悲しみ、大切な人へのいとおしい気持ち、自分の弱さを知りつつ折れるわけにはいかないと懸命に立ち続ける姿、たまたま袖振り合った人への温かいまなざし、そうした真心が引き起こすささやかな奇蹟が描かれています。

 ささやかな奇蹟といえば、この本を携えて小豆島を走っている最中、岬にさしかかったときに海の向こうに虹がかかりました。偶さかの出来事です。それでも生きているっていいなぁと思わせてくれた出来事でした。

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2020/10/10 小豆島三都半島にさしかかったとき、海の向こうに虹が架かった。

 

今日は一日、家でじっとしていた。

2020/10/15

 昨日の疲れがあり、今日はトレーニングもせず、一日中、家でじっとしていた。ゴルフラウンドで疲れたわけではない。飲み疲れである。宿酔いというほどではない。純米酒を飲んでいれば宿酔いになることはまずない。従い食欲はある。本を読み、腹が減れば台所に立ち料理する。枝豆、大羽鰯、シラス、秋刀魚、旬の食材が身体を癒やす。そんな一日でした。

 

【昼餉】

 つれ合いの実家からもらった枝豆。普段ならビールだが、今日はお茶で。

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 大羽鰯の梅干し煮。生姜も入れて甘辛く煮つける。大羽鰯というのは魚の種を表す名ではない。真鰯の大きさ10㎝前後ならコバ(小羽鰯)、15cm前後ならチュウバ(中羽鰯)、20cm前後になればオオバ(大羽鰯)と呼ぶと聞く。ちなみに白く透きとおった稚魚はシラスである。真鰯の旬は5月から10月というからそろそろ旬の最後だ。まるまる肥った大羽は脂が乗ってうまい。

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 シラスと大根おろし。シラスといえば春をイメージしがちだが、秋シラスがいちばんうまいとも言われる。穫れたてを釜揚げにしたものがうまい。

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【夕餉】

 新ものの秋刀魚が店に並び始めた。未だ少し痩せているし、値段も一尾200円ほどするが、見れば食べたくなる。秋刀魚ごはんにしました。

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旬の会主催・退職祝いゴルフコンペ&アフター吞み

2020/10/14

 

 祭りも無いしゴルフでもするかー、ということで旬の会の有志でゴルフコンペ。一応、私の退職祝いコンペということになっています。退職は祝うものなのか? という疑問も少々あるわけですが、私の予てよりの願いが叶っての退任であったこと、こうして平日にゴルフが出来ることを考えれば祝って良いでしょう。

 もともと酒呑みの会である旬の会のこと、ゴルフコンペといえど、後の成績発表会を兼ねた飲み会がメインである。つまり退職祝いというのは方便であって、それにかこつけて吞もうという気が多分にある。参加者の大多数が100以上叩いたことがその証左でありましょう。

 私はといえば、気合いが入って出だし1番はバーディーと好スタート。フロントナインはポケットに持参したウヰスキーが効いてリラックスしたプレーが出来た。しかし午前中にウヰスキーを飲み切り、昼に特大ジョッキでビールをきこしめしたため、バックナインは乱調。トータルでなんとか100を切ったというところ。しかしほぼ一年ぶりのプレーであったことを考えると上出来でした。アフター吞みに備えてゴルフ場へのアクセスも送り迎えしてもらったので、いくら吞んでも良いという幸せなゴルフでした。ありがたや、ありがたや。

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 快晴の下、球あそびを楽しんだあとはコンペ後の懇親会。しかし懇親会が始まるのは18:00。2時間近くある。忠助にお邪魔して酒を吞みながら待たせていただくことにした。私は一時もムダにしない勤勉な酒呑みなのだ。

 店に着くと大将が地ビールを出してくれた。フルーティーな香り、爽やかな酸味が感じられるうまいビールであった。

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 大将に「王祿」を吞みたいと言ったら、大将は不敵な笑みを浮かべて奥に消えた。まず出て来たのはにごり酒。開栓は注意しながらゆっくりだ。ビン中で発酵が進んでおり発泡しているのだ。「出雲麹屋」 トロッとした甘みを綺麗な酸で流してくれる純米酒。この酸が王祿。好きだなぁ。

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 18:00まで本を読みながらこれをちびちびやろうと思っていたら、大将がお盆にのせた4種の「王祿」を持ってきた。おお、これは先頭打者から2番、クリーンナップにいたるまで超豪華個性派メンバーであるぞ。もうこうなれば18:00からの飲み会のことなど考えている場合では無い。これだけの酒を目の前にして我慢できる酒飲みはいない。「据え膳食わぬは男の恥」と言うが、「据え王祿吞まぬは酒呑みの恥」であろう。ちなみに私は愛妻家であり、同時に誠実な男でもある。据え膳は食わぬが酒に関しては破廉恥である。節操の無い男なのだ。

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「王祿」のラインナップ。右から「出雲麹屋 にごり」、「超王祿2019」、

「渓(けい)2017」、「丈径(たけみち)2018」、「意宇(おう)2016」。

 まずは「超王祿」。東出雲産山田錦を60%精米で醸した酒。低温発酵ならではのすっきり感はあるものの味わいは深い。酸味と辛みの立つエッジのきいた純米酒。香りは穏やかに抑えてある。
 続いて「渓」。兵庫県山田錦55%精米の純米吟醸酒。柔らかなうまみ、やや甘みが残るスッキリ爽やかな後口。綺麗な酒です。

 「丈径」。東出雲産山田錦55%精米の純米吟醸酒。「渓」と比べると同じ山田錦、同じ精米歩合であっても産地によって味わいが変わるということが判る。「渓」に比べると味に厚みがあります。存在感がありつつ、酸が後口を〆てくれる。これぞ「王祿」と言っておきましょう。うまい。

 最後に「意宇」。東出雲産山田錦50%精米の純米大吟醸。他の多くの大吟醸がスッキリしすぎて味わいに物足りなさを感じたり、香りが強すぎる嫌いがあったりするのだが、さすが「王祿」、そうしたことはない。香りは控えめでうま味と甘みをたっぷり感じる。派手さは無いがしっかりとした主張のある味。複雑なうま味の後に酸が追いかけてくることで上品さも感じる。この酒が飲めるとは、さすがは「忠助」です。

 

「忠助」ですっかり出来上がってしまったが、18:00からの懇親会でさらに美酒を吞む。場所は「すてーき 梅はら」。ここの地鶏鍋がうまいのだ。酒が良いのでまだまだスイスイ飲めてしまう。終盤の記憶は曖昧だが、〆の麺までちゃんと食べて帰ったようだ。この後の記憶は姫路駅を通り過ぎたとある駅。この駅に降り立った景色は過去何度か見たことがある。折り返し姫路駅に戻る。そしてバス待ち時間は「ボン・ボヤージュ」で角ハイボールを飲む。節操の無い飲み方だと思われそうだが、酒に対しては誠実な飲み方をしたつもり・・・である。記憶が曖昧なので100%の自信はない。

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目が覚めたらこんなところに・・・この景色、何度か見たことがある。(^_^;