佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

スパゲティ・ナポリタン、豚角煮、栗おこわ、ヒジキと豆の煮物

2021/10/05

 本日の厨房男子。

【昼餉】

 まずは調理前の食前酒。ビールとトロピカルフルーツジュースのカクテル。グラスの縁につけた塩がトロピカルフルーツジュースの甘みを強調して美味。

 また今日も、ご近所のTさんからたくさんの野菜をいただいた。そのうち茄子、シシトウ、さやインゲンを使ってスパゲティ・ナポリタンを作る。採れたて野菜のうまいのなんの。感謝感激である。

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【夕餉】

 三日前から仕込んできた豚の角煮が完成。(一昨昨日)豚バラブロック肉をフライパンで焼いて表面に焦げ目をつけ、油を落とす。圧力鍋で煮ては冷やし、上に浮いて固まった油を丁寧に取ることを3回ほど繰り返す。(一昨日)砂糖を入れて、さらに圧力鍋で煮る。薄口醤油を入れて味を調え、さらに圧力鍋で煮る。(昨日)味が染みこみ煮上がったブロック肉をジップロックに入れて冷凍庫で凍らせる。残った煮汁で大根、蒟蒻、さやインゲンを煮る。(今日)酒、濃口醤油、みりん、砂糖で味を調えた汁を作り、凍ったブロック肉を温め、しばらく煮る。これだけの手数をかけてやっと仕上がった角煮はうまい。客観的にうまいかどうかは分からないが、手数をかけた分だけものすごくうまく感じる。

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 先日、裏のTさんからいただいた栗を使って栗おこわを作った。 ①、水から小豆を煮て、沸騰したら1~2分煮る。 ②、①をもう一度繰り返す。 ③、②の小豆を柔らかくなるまで煮る。(400mlの煮汁が200mlになるぐらいまで煮て、小豆と煮汁に分けておく) ④、皮を剥いた栗を塩小さじ1を入れた水でさっと下ゆでして取り出しておく。 ⑤、2合のもち米を洗う。 ⑥、③で残った煮汁に氷を足して冷やし300mlに増やす。 ⑦、炊飯用土鍋にもち米、⑥の汁、小豆、皮を剥いた栗を入れて炊く。(土鍋の蓋から水蒸気が勢いよくあがってから2分強火で炊き、火を止め20分蒸らし炊きする) 以上のように、けっこう手数のかかるごはんだが、これまたうまい。今年は新型コロナウイルスのために秋祭りは中止だが、栗おこわで祭りを祝った。

 もう1品、おかずにヒジキと豆の煮物を作った。

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『豹の呼ぶ声 CALLED BY A PANTHER』(マイクル・Z・リューイン:著/石田善彦:訳/ハヤカワ文庫)

2021/10/05

『豹の呼ぶ声 CALLED BY A PANTHER』(マイクル・Z・リューイン:著/石田善彦:訳/ハヤカワ文庫)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

なぜ、警察に追われている過激派グループがわたしに依頼を? 環境保護を訴えるこのグループは、爆発しないようにセットした爆弾を公共の場に仕掛けてマスコミの注目を集めていた。が、その爆弾が何者かに盗まれたので死傷者が出る前に回収してほしいという。仕方なく調査を引き受けたわたしは、爆弾を盗んだ犯人の行方を追う一方、密かに過激派グループの正体も探るが……心優しき探偵サムスンが男の意地を見せる注目作

 

 

 私立探偵アルバート・サムスン・シリーズ第7弾である。

 物語はいきなり富裕な未亡人邸のパーティーで発生した殺人事件ではじまる。おいおい、アガサ・クリスティーか? と思ったら、とんだ茶番劇であった。パーティーの座興にいやいやながら探偵役の寸劇を仕事として引き受けたのだ。もちろん金のためである。あとで自己嫌悪に苛まれることを承知のうえで。心優しい知性派探偵アルバート・サムスンは相変わらず金に困っている。母親からは「だれもが成功しなければならないということはないんだよ、アルバート」と慰められる始末だ。

 ガールフレンドのしがらみでテレビに私立探偵アルバート・サムスンのCMを流してしまった。これもやりたくなかったことだ。

 情況に流されてたとえ気の進まないことでもしなくてはならないことはある。それでもどうしてもやりたくないことはある。損得ではない。それだけは絶対にしないという己に対する規範だ。それが本書のテーマである。はてさてアルバート・サムスンがどうしてもやりたくないこととはどんなことか。それをここで書くわけにはいかない。結末の分かったミステリなど、気の抜けたビールのようなものだから。

 

アスパラ醤油バター焼飯、あんかけ焼そうめん、精進揚げ

2021/10/03

 本日の厨房男子。

 朝餉は焼飯と野菜炒め。焼飯の具はアスパラと卵。味付けは醤油にバターの風味付け。胡椒を効かせて仕上げた。野菜炒めは人参、小松菜、もやし、ベーコン。

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 昼餉は焼そうめん。油をしいたフライパンでカリッと焼き、木耳と椎茸と人参の餡をかけた。酒は「笑龜 純米吟醸」。

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 夕餉はご近所のTさんからいただいたもぎ立て野菜を精進揚げにした。茄子、オクラ、しし唐辛子、さやインゲンを揚げた。昼に使い切れなかった木耳も天ぷらにした。塩でもおいしいが、野菜はウスターソースで食べるとうまい。もちろん塩の方が食材の味が際立つ。しかし市販のハウス野菜などと違って、ご近所さんが畑で育てられた野菜はホンモノの野菜です。お日様をたっぷり浴びて野菜本来の味がしっかりしている。ウスターソースの濃い風味に負けるようなヤワなものではない。存分に腹一杯味わわせていただきました。Tさん、いつもありがとうございます。

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『夢を見るかもしれない PERCHANCE TO DREAM』(ロバート・B・パーカー:著/石田善彦:訳/早川書房)

2021/10/02

『夢を見るかもしれない PERCHANCE TO DREAM』(ロバート・B・パーカー:著/石田善彦:訳/早川書房)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

百万長者の将軍ガイ・スターンウッドの死後、長女のヴィヴィアンは精神を病んだ妹カーメンをサナトリウムに送り込んだ。ところが、ある日突然カーメンは失踪し、追い込まれたヴィヴィアンは、自分に恋をするやくざなクラブ経営者エディ・マースに妹を探し出すように依頼する。一方、スターンウッド家に起こるすべてのことは他人事ではいられない執事のノリスは、過去のいきさつから私立探偵フィリップ・マーロウに何としてもカーメンを探しだしてほしいと依頼してくる。はたして失踪事件の背後にあるものは?調査をすすめるうちに、バラバラ殺人と巨額の詐欺事件が絡み、事件は夢にも思わぬ展開をみせるのだった…。当代随一の人気ハードボイルド作家ロバート・B・パーカーが50年の歳月を経て贈る、師レイモンド・チャンドラーの処女作『大いなる眠り』の続篇。未完の遺作『プードル・スプリングス物語』の完成版につづく「パーカー版フィリップ・マーロウ」第2弾。

 

 

 堪りません。ハードボイルド好きとして、探偵フィリップ・マーロウを愛する一人の読者として、そして三十数冊ものスペンサーシリーズを愛読した読者として、本書は堪りません。タフを気取った減らず口、女心を溶かす格好良さ、易きに流れないとする意地、いけ好かない奴に自分のことを左右させないとする矜持、ページをめくるたびにキュンキュンする。そしてもうこれ以上、チャンドラーはおろかパーカーの新作には出会えないのだということに煩悶する。私も年老いた。

『大いなる眠り』の続編として対で読みたい。そう、チャンドラーとパーカーが恋しくなったら、この2冊を対で読むのが良いだろう。

 パーカーがマーロウに用意した最後の場面を記憶に残すため引いておく。

 わたしは黙り込んでいた。ヴィヴィアンは立ちあがり、わたしの背後にやってきて、首すじと肩を優しくもみほぐしはじめた。

「わたしたちはどうなるの、マーロウ? この前の夜、わたしたちのあいだにはなにかが生まれたはずよ」

 わたしはうなずいた。

「ここで暮らすこともできるのよ」

「ああ、しばらくは」わたしはいった。

「長つづきしないというの?」

「いま、きみは怯えている。そして、孤独だ。また、カーメンの問題をかかえこんだ。ボンセンティールの行方もわかっていない。いまは、おれのような人間が好もしく思える。だが、来年は? ポロの観客席にすわったおれはどう見えるだろう? 頭文字の刺繍のはいったブレザーを着せられるのか? 英国人まがいの話し方を身につけ、デル・マーのクラブハウスでも場ちがいに見えないように、会話教室に通うのか?」

「あなたはほんとうに嫌味なひとね、マーロウ」

「おれは私立探偵なんだ、奥さん。前にもいったように。遊びじゃない。これがおれの仕事なんだ。フランクリン街の薄汚いアパートメント、カフェンガ通りの狭苦しいオフィスに似合った人間だ。自分の流儀で金をつかい、なすべきことをして、侮辱されることを許さない。つまらない仕事だが、これがおれの仕事なんだ。あたえられた頭脳と度胸と筋肉をつかって、仕事をする。そして、金を稼ぐ」

 彼女は泣き出した。わたしも、少し泣きたいような気分になっていた。

 彼女はいった。「お別れのキスをしてくれる?」

 

 

 

 

豚キムチ焼きうどん、秋鮭のムニエル、ポテトサラダ

2021/10/02

 本日の厨房男子。

 昼餉は「豚キムチ焼きうどん」。酒は芋焼酎伊佐美」をロックで。

 うどんは山崎のAEONで一袋14円という激安のもの。山崎のAEONではいつもプライベートブランド”TOPVALU”のうどんと中華そばを14円で売っている。何度見ても「安すぎるやろ」と思う。そしてどちらかを2袋買って焼きそばか焼きうどんにする。今日は豚キムチを入れぽん酢味で作ってみた。自分で言うのもなんだが、うまい。

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 夕餉は「秋鮭のムニエル」。北海道産の肉厚なものが安く売られていた。付け合わせにポテトサラダ。ソースはヨーグルトソースにした。

 酒は「マルスウイスキー信州」をソーダ割りで。

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『谷かつ』で一杯

2021/10/01

 緊急事態宣言明け。しかも今日、10月1日は日本酒の日。どうして居酒屋に行かずにいられようか。

 予約はしていなかったが『谷かつ』の席が空いていた。ありがたや。

 吞んだ酒はビール(小ぶりのグラスで)、奥播磨純米吟醸(冷やで一合)、雪彦山(燗で二合)。

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