佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

平成四年度 淡水会 会員総会・懇親会

2022/06/19

 神戸ポートピアホテルで開催された大学の同窓会に出席した。約100人の出席であった。

 ホテルでの総会、懇親会が終わってからは、お決まりの『珉珉』。我々が学生の頃、神戸商科大学のキャンパスは垂水にあったのだが、山電垂水駅のすぐ近くに『珉珉』があった。学生ゆえ高いものは食べられなかったが「餃子」と「もやし炒め」でビールを飲むのが楽しみであった。JR三宮駅の西に『珉珉 三宮店』があるので、そこに次々集まってくる。回生を越えた交流である。

『珉珉』のあとも二軒(『BEER&GRILLコウベビアハウゼ』『農家うたげ』)をはしごした。学生の頃のような体力はないが、もう一軒、もう一軒となる。話題は尽きない。次の日には何を話したかおおかた忘れてしまっているけれど。

 

 

父の日

2022/06/19

 家に帰ると宅配便が届いていた。娘夫婦からのものであった。なるほど父の日のプレゼントということか。去年は何かもらったかな。覚えていない。そういえば数年前に革製の文庫本カバーと栞をもらったことがあった。確か父の日だった。娘も今年はたまたま思い出してくれたのかもしれない。

 中身は一保堂のお茶とカラフェという耐熱ガラス容器。お茶は三種、「くき煎茶」「玉露」「玄米茶」が水出しできるように三角の茶袋に入っている。今年の夏はうまい水出し茶が飲めそうだ。

 

天草ポークの黒ビール煮

2022/06/17

 本日の厨房男子。

 夕餉は「天草ポークの黒ビール煮」。ロース肉のブロックなので本来なら「とんかつ」か「トンテキ」で食べたい。しかしチャーシューにしてもうまいのだから、「黒ビール煮」もいけるのではないかと思い、やってみた。赤身と脂のバランスが良く、ピンク色の美しい肉だ。中華鍋で脂身の部分を焼くと、透明できれいな油がジュワーッと出てくる。外側をこんがり焼いた後、厚切り四等分にして、さらにこんがり焼く。あとは昆布と豚ひき肉で取った中華スープにハチミツ、黒ビールを入れて煮る。一晩おいて、炒めた玉ねぎ、トマト缶を入れてさらに煮る。沸騰したところで味見して、塩とコショウで味を整えて出来上がり。

 肉は箸でもホロホロくずれるほどやわらかく、トマトのうま味とビールの苦みが相俟ってぐんとうま味を増しておりうまい。しかしやはり煮込みものにはバラ肉か肩ロースのほうが良かったかと思う。

 煮汁ソースにフランスパンをつけて食べるとたいそううまかった。

 酒は当然のことながらアサヒの黒ビール「黒生」。

 

『ガス燈酒場によろしく』(椎名誠:著/文春文庫)

2022/06/17

『ガス燈酒場によろしく』(椎名誠:著/文春文庫)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

連載千回を突破!六十代も後半になったシーナだが、人生まだ何があるか分からない。ファッションモデルデビューを果たし、無縁と思われた痛風の恐怖に怯え、沖縄でマグロを釣る…そんな日々にやってきた大震災。計画停電の夜、暗い街で思う。日本の夜は明るすぎた。ガス燈くらいの「光」で満足なのだ。
目次異次元へのほっつき歩き『脳単』を知っているかでっかい焚き火をしたいなあさまよえる家発作的モデル体験記かみつ木の愛マグロを釣った泣き叫ぶ地球春は海苔サン高野山で考えたこと〔ほか〕

 

 

 赤マントシリーズもこれで23巻目。次の第24巻『さらば新宿赤マント』が最終刊。本のタイトルと読んだ日のリストは下のとおりだ。いつ頃から読み始めたものかよく覚えていないが、思えばずいぶんたくさん読んできたものだ。

 1. ひるめしのもんだい [既読]????/??/??
 2. おろかな日々  [既読]????/??/??
 3. モンパの木の下で  [既読]????/??/??
 4. 南国かつおまぐろ旅  [既読]2020/05/10 
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2020/05/12/180417
 5. ネコの亡命  [既読]????/??/??
 6. 時にはうどんのように  [既読]????/??/??
 7. カープ島サカナ作戦  [既読]2014/04/27
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2014/04/27/000730
 8. ギョーザのような月がでた  [既読]????/??/??
 9. 突撃 三角ベース団  [既読]????/??/??
 10.とんがらしの誘惑  [既読]2008/02/20
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/20080220/1203520233
 11.くじらの朝がえり  [既読]2020/03/25
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2020/03/25/000000
 12.焚火オペラの夜だった  [既読]2020/11/17
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2020/11/24/000000
 13.ハリセンボンの逆襲  [既読]2020/11/24
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2020/11/24/000000
 14.ぶっかけめしの午後  [既読]2020/11/19
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2020/11/24/000000
 15.地球の裏のマヨネーズ  [既読] 2021/05/24
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2021/05/27/114118
 16.ただのナマズと思うなよ  [既読]2007/06/24
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/20070624
 17.どうせ今夜も波の上  【既読】2021/06/01
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2021/06/01/084837
 18.ワニのあくびだなめんなよ  [既読]2014/11/15
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2014/11/15/064002
 19.トンカチからの伝言  【既読】2021/06/09
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2021/06/09/090723
 20.ももんがあからっ風作戦  【既読】2022/05/21
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2022/05/21/123817
 21.アザラシのひげじまん  [既読]2013/06/08
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2013/06/08/115201
 22.ごっくん青空ビール雲  [既読]2015/08/22
   https://jhon-wells.hatenablog.com/entry/2015/08/22/160407
 23.ガス燈酒場によろしく  【既読】2022/06/17

 24.さらば新宿赤マント  【未読】(>_<)

 シーナ氏はいつものごとく大手チェーン飲食店に多い変な言葉づかいに怒っている。「お客さま。こちらトカゲの姿煮とクモのからみ揚げのほうになります。この二つでよろしかったでしょうか」といったアレである。私もこうしたヘンテコ言葉にげんなりしている一人である。しかし、こうしたヘンテコ言葉は若い店員にすっかりはびこってしまい、どこの店に入っても聞かされる羽目になっている。今やまともな言葉を聞きたければ、高級料理店に行くしかないのか。まことに困ったことだ。いったい「××××のほう」「××××になります」「××××でよろしかったでしょうか」などという変な接客言葉はどこから発生し、誰が広めたのだ。責任者出てこい!! などといっても、今やもう手遅れである。小うるさいジジイの遠吠えでしかない。

「千の無駄話」と題された編に赤マントシリーズ9百数十編の内容分析がある。一番多いのは「酒と食い物」に関するもので全体の52%を占めるのだとか。続いて外国旅の話が20%、本の話が17%、新宿で飲んだ食べた何をしたが7%、焚火(キャンプ)が7%だという。そうしてみるとまさに私好みの話題が圧倒的なシェアをもつ。私がシーナ氏のエッセイを読み続ける由縁である。困るのが7%を占める本の話である。シーナ氏と好みが似かよっているだけに、本の紹介があれば私も読みたくなってしまう。いきおいAmazonで検索してポチッとやってしまう。ただでさえ積み上がっている未読本がさらに増えてしまうのだ。今巻で読みたいと思った本は次のとおり。

  • 『オルタード・カーボン』(リチャード・モーガン:著/ 田口 俊樹 :訳/アスペクト) ★
  • 『ウォークン・フュアリーズ』(リチャード・モーガン:著/ 田口 俊樹 :訳/アスペクト) ★
  • ザ・ロード』(コーマック・マッカーシー :著/ 黒原敏行:訳/ハヤカワepi文庫) ★
  • 寄生虫のはなし わたしたちの近くにいる驚異の生き物たち』(ユージーン・H・カプラン :著/ 篠儀直子:訳/) ★
  • 『頭にくる虫のはなし』(西村謙一:著 /技報堂出版) ♠

 ★印は発注できたが、♠印は在庫取扱いがない様子なので図書館本を予約した。あぁ、また積読本が増えてしまった。本も読みたいが、自転車旅にも出たい、居酒屋にも行きたい。人生は短い。やりたいことが多すぎる。

 やりたいことと言えば、青森のラーメン店『田むら』にはぜひ行きたい。いや、必ず行かねばならない。「鬼煮干しラーメン」なるものを絶対に食べてやるのだ。しかしいつになることやら。

 

 

 

 

 

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『GANTZ:O』2016年製作/日本 配給:東宝映像事業部

2022/06/15

 本日新しいTVが届いた。

 長くシャープの亀山モデルを使っていたのだが、遂に画面の一部に黒い影が出始めたので買い換えたのである。今や「世界の亀山モデル」も過去の栄光。今度はSONYのBRAVIAにした。先日、家から一番近い家電量販店に行きTV売り場の入り口あたりで店のお買い得商品としてイチオシであったのを買った。売り場をざっと見渡すと、各種メーカーのデザインもサイズもいろいろな商品がずらりと並んでいた。安くない買い物なのですべて見てまわって比較検討すべきだったのだろう。しかし、考えてみると私には何の知識もこだわりもないのだ。希望としては「良い画質でできるだけ長く使えるものが良い」、「出来れば安い方が良い」ということぐらいだ。いろいろ見てまわったところで、どれが耐久性に優れているかなどわかろうはずがない。メイド・イン・ジャパンなら問題なかろう。画質はぱっと見で良いと感じた。高いか安いかも良くわからないから、店の「お買い得商品」という触れ込みを信じた。そんないい加減なことで良いのか? 後で後悔するのではないか? という疑問も頭をかすめたが、他に比較すべき情報を持ち合わせていないのだから、良いも悪いもない。わからないのだから後悔もないのだ。すかさず近寄ってきた販売員の説明を訳知り顔で聴き、少し迷っている風の小芝居を打つと、その販売員はここが押し時と心得てディスカウントした表示価格よりさらに1万円を引くと言う。ならばよかろうと「じゃぁ、これに決めます」と言うと、販売員はやや肩透かしを食った風な表情を浮かべた・・・ような気がした。しまった、少し値下げ交渉すべきだったかと思ったが後の祭りだ。

 買ったTVは前述したとおりSONYのBRAVIAという4K液晶テレビである。なんでも『直下型LED部分駆動により、映像をより明るく表現力豊かに再現。認知特性プロセッサー「XR」搭載のプレミアム4K液晶テレビ』だという。なんだか良くわからないがすごい。さらに『認知特性プロセッサー「XR」は映像だけでなく音の信号処理も可能に。複数の画質要素を横断的に分析・処理することによる、人が目で感じる自然な美しさと、サラウンドと定位感が向上した音の臨場感によって、究極の没入体験を実現します。』だと。映画を観るのに良さそうではないか。さらにさらに『認知特性プロセッサー「XR」の映像処理と、高精度なLEDバックライトの発光エリア制御技術により、色合いや精細感を保ったまま、動きの速い映像をくっきり&なめらかに描き出します。』だと。これはスポーツ観戦が楽しみだ。さらにさらにさらに『直下型LED部分駆動と認知特性プロセッサー「XR」によって、まばゆいほどの輝きと圧倒的な高コントラストを実現。リアリティー豊かな映像を再現でき、人の目が感じる自然な美しさを堪能できます。』だと。う~ん、旅番組も視たい、料理番組も視たいぞ!

 と、まあ、そんなことであったのだ。

 昼過ぎに業者が来てセッテイングして帰った。さっそく視てみよう。まずは迫力ある映像が愉しめそうな映画をということで、”Amazon Prime Video”で無料視聴できる『GANTZ:O』を観た。

 確かにすごい映像であった。買い換えて良かったぞ。文句なし。しかし、映画そのものの出来はどうだろう? 画面に繰り広げられるバトル映像に強く引き込まれるものの、心が揺さぶられることはなかった。おそらくは原作コミックを読み込んだファンが観ればたまらない映画なのだろうが、世相に置いてけぼりをくらっているジジイにはその良さがイマイチわからない。

 とりあえず、新しいTVの機能を実感することが出来た気がする。めでたし、めでたし。

 

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TOHO animation チャンネルのうたい文句を引いておく。

この不条理な大阪の街から生き残れるのか−!?
死んだはずの人間達と謎の星人との壮絶な死闘を描いた奥浩哉による大ヒットコミック「GANTZ」。その中でも特に人気を誇るエピソード「大阪編」がフル3DCGアニメーションで再始動する。
総監督には『TIGER & BUNNY』や、『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』など、実写映画、アニメ映画などの監督を手がけてきたさとうけいいちが、監督には日本初フル3DCG超大作『APPLESEED』でCGディレクターを手がけた川村泰が担当。脚本には『ONE PIECE FILM GOLD』等のアニメだけでなく『ストロベリーナイト』『LIAR GAME』など多くの実写作品で緻密でシリアスな傑作を手がけた黒岩勉が壮絶な戦い、個性溢れるキャラクターたちを描く。
そして、アニメーション制作は、実写版『GANTZ』シリーズのVFXを担当し実写・アニメーションのジャンルを問わず数々の大ヒット作を生み出すデジタル・フロンティア
最新技術と充実の製作陣が贈る、GANTZ濃度300%の衝撃をスクリーンで体感せよ―。


【CAST】

加藤勝:小野大輔
山咲杏:M・A・O
西丈一郎:郭智博
イカ早見沙織
鈴木良一:池田秀一
岡八郎:ケンドーコバヤシ
島木譲二:レイザーラモンHG
室谷信雄:レイザーラモンRG
アナウンサー:吉田尚記
木村準:小野坂昌也
平参平:津田健次郎
原晢男:小川輝晃
玄野計:梶裕貴


【STAFF】
原作:奥浩哉
総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
脚本:黒岩勉
音楽:池頼広
制作:デジタル・フロンティア
配給:東宝映像事業部
製作:「GANTZ:O」製作委員会

【主題歌】主題歌:「人間ビデオ」/ドレスコーズキングレコード

http://gantzo.jp 
©奥浩哉集英社・「GANTZ:O」製作委員会

 

塩ラーメン

2022/06/15

 本日の厨房男子。

 朝餉に「塩ラーメン」を作った。といってもスープと具を調理しただけで、麺は「揖保乃糸」の手延中華麺『龍の夢』である。おいしいラーメン店の麺に伍するところまではいかないが、ツルンとした食感がなかなか良く、たかが乾麺などと侮れない。

 スープは下北昆布と豚ひき肉をじっくり煮だして作った澄んだもの。昆布のグルタミン酸と豚のイノシン酸を掛け合わせ、それにミネラルとにがりを適度に含んだ五島列島の塩で塩味を加えたスープはシンプルでどんぶり鉢を傾けてすべて飲み干してしまううまさ。う~ん、満足。