佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2014-04-21から1日間の記事一覧

『神様のカルテ 3』(夏川草介・著/小学館文庫)

『神様のカルテ 3』(夏川草介・著/小学館文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 「私、栗原君には失望したのよ。ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」内科医・栗原…

ラ・タ・タ・タム

『ラ・タ・タ・タム -ちいさな機関車のふしぎな物語-』(ペーター・ニクル文、ビネッテ・シュレーダー絵、矢川澄子訳/岩波書店)を読みました。ずっと気になっていた絵本です。私には絵本を読む趣味はありません。しかし、森見登美彦氏の名著『夜は短し歩け…

『珍妃の井戸』(浅田次郎・著/講談社文庫)

『珍妃の井戸』(浅田次郎・著/講談社文庫)を読みました。 『蒼穹の昴』を読んだのは六年も前のこと。『蒼穹の昴』ほどのワクワク感がなく、珍妃殺害の当事者に聴き取りをしていくという単調な展開に途中、読むのを投げ出しかけた。しかし、最後まで読んで…

長門守の陰謀

『長門守の陰謀』(藤沢周平・著/文春文庫)を読みました。まずは出版社の紹介文を引きます。長門守忠重が、藩主の世子を廃し、秘かに自分の子を後継に据えようとしている―荘内藩空前の危機、いわゆる「長門守事件」を題材とした、歴史小説の佳品である表題…