佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

沢野字の謎

『沢野字の謎』(沢野ひとし・椎名誠・木村晋介・目黒考二:著/本の雑誌社)を読み終えた。 まずは出版社の紹介文を引きます。「本の雑誌」の表紙絵の横には、毎号意味不明なコピーがつけられているが、これは沢野ひとしが独自に書いてくる何本かのコピーか…

ひょうたん

『ひょうたん』(宇江佐真理・著/光文社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。本所五間堀にある古道具屋・鳳来堂。借金をこさえ店を潰しそうになった音松と、将来を誓った手代に捨てられたお鈴の二人が、縁あって所帯をもち、立て直した古…

2014年11月の読書メーター

2014年11月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:2059ページナイス数:1356ナイスささらさや (幻冬舎文庫)の感想お人好しには住みにくい世の中である。隙あらば人を騙してやろう、奪ってやろうと鵜の目鷹の目の世の中だ。そんな世間にあって優し…

民王

『民王』(池井戸潤・著/文春文庫)を読みました。まずは出版社の紹介文を引きます。夢かうつつか、新手のテロか? 総理と息子の非常事態が発生--。「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ! 」漢字の読めない政治家、酔っぱら…

at Home

『at Home』(本多孝好:著/角川文庫)を読み終えた。 まずは出版社の紹介文を引きます。父は泥棒、母は結婚詐欺師。僕はパスポート偽造屋で働いており、弟はゲームの中で世界を救ってばかりいる。一家はそれなりに平和に暮らしていたが、ある日、母が結婚…

シャイロックの子供たち

『シャイロックの子供たち』(池井戸潤・著/文春文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、…

あんたらにはわかるまい

『沢野字の謎 「発作的座談会」特別編』(沢野ひとし、椎名誠、木村晋介、目黒孝二:著/本の雑誌社)を入手した。 私の敬愛する目黒孝二(北上次郎)氏をして「”本の雑誌”の発行人をつとめた二十五年間で、この本をいちばん愛しているのだ」とまで言わしめ…

古書ミステリー倶楽部

『古書ミステリー倶楽部』(ミステリー文学資料館:編/光文社文庫)を読みました。 「本好き」という人種は多少の異常性を己の中に持つ。いわゆる「書痴」というやつだ。ましてそれが「古書好き」ともなれば、そのことに疑問の余地はない。 プチ書痴の性癖…

2014年10月の読書メーター

2014年10月の読書メーター読んだ本の数:18冊 読んだページ数:4435ページナイス数:2255ナイス 先月前半は週刊誌で朝日新聞の極悪非道ぶりを再確認。わかってはいたことだが改めて読んで怒髪天を衝くほどの怒りに打ち震えた私である。 『アイの物語』(山本…

和菓子のアンソロジー

『(坂木司リクエスト!) 和菓子のアンソロジー』(坂木司ほか:著/光文社文庫)を読了。 まずは出版社の紹介文を引きましょう。「和菓子」をモチーフに、短編を一作書いていただけませんか?読書家としても知られる『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今い…

なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか 報道という名の「反日巨大ビジネス」を糺す

『なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか ”報道という名の「反日巨大ビジネス」を糺す”』(田母神俊雄:著/飛鳥新社)を読みました。まずは出版社による内容紹介を引きます。8月5日、朝日新聞はついに吉田清治証言を「虚偽だと判断し、記事を取り消します…

じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (17)

『じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (17)』を読みました。 今巻の主人公はなんといってもアントニオ・ジュニアだろう。ノイローゼになりかけのジュニアといったらたまりませんねー。こっぱずかしいキザ言葉といい、虚無的哲学がなんとも青臭くカワイイのだ。…

愛書家の死

早朝から読書。『愛書家の死』(ジョン・ダニング:著/ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み終えました。出版社の紹介文を引きます。ある馬主が死に、その右腕だった男に呼ばれた古書店主クリフ。馬主の20年前に死んだ妻が長年かけて集めた蔵書を鑑定し、彼女の…

らくたび文庫 No.035 京の路地裏案内

『らくたび文庫 No.035 京の路地裏案内』を読む。大国町通松原下ル西側「あじき路地」の芸術村、宮川筋通団栗下ル東側「裏具」の手紙周り文具、大和大路通四条上ル西側「かね正」の鰻、新橋通花見小路西入ル北側辰巳小路内「小鍋屋いさきち」、柳馬場通小池…

西日本サイクリングGUIDE

南港ベイエリア、播磨自転車道(*)、出石、但馬海岸・城崎、淡路島一周(*)、嵐山八幡木津自転車道、琵琶湖一周(*)、太平洋岸自転車道、浜名湖レイクサイドウェイ、渥美サイクリングロード、赤目・香落渓、若狭自転車道、しんきろう自転車道、しまなみ海道(*)…

保育園の作り方

今さらですが・・・基本ですから。

アイの物語

『アイの物語』(山本弘・著/角川文庫)を読みました。 初・山本弘である。攻殻機動隊・草薙素子を彷彿とさせるプロローグに期待度MAX状態で読みました。結果は大当たりでした。「事実」とフィクションとしての「物語」、「現実」と「仮想空間」、「人間…

週刊文春 2014/8/28号

朝日新聞追求キャンペーンを追ってバックナンバーを購入し、ついに第1弾まで遡って読みました。「朝日新聞よ、恥を知れ!」の見出しどおりの気持ちである。これが大新聞の良識ですか・・・恥を知れ。恥ずかしいといえば、この号に掲載された橋本聖子氏のソ…

週刊文春 9月25日号

『週刊文春 2014年9月25日号』を読みました。 朝日新聞追及記事第5弾。 さすがは文春、朝日追及の手は執拗かつ苛烈である。記事にあるように子会社・朝日出版がデアゴ社の機密情報を不正な手段で盗み出しており、それを朝日新聞コンプライアンス委員会が内…

週刊文春 9月11日号

『週刊文春 2014年9月11日号』を読みました。 朝日新聞追求記事第3弾。読めば読むほど朝日新聞の無見識ぶりに腹が立ち眠れません。8月28日に木村伊量・朝日新聞社長が全社員宛に送ったとされるメールを読むにつけ、従軍慰安婦問題の誤報によって我が国が不…

2014年9月の読書メーター

2014年9月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:2548ページナイス数:2384ナイス 先月の始めに朝日新聞が池上彰氏の月に一度の連載『新聞ななめ読み』の掲載を取り止め、それに対して池上氏が連載打ち切りを朝日に伝えたことが明らかになり、そ…

週刊文春9月4日号

真夜中に目が覚め『週刊文春 2014年9月4日号』を読む。これが朝日新聞が新聞広告を掲載拒否した号である。”なぜ日本を貶めるのか? 朝日新聞「売国のDNA」”とある。この号の発売が8月28日、池上彰氏が「従軍慰安婦問題の記事について朝日新聞は謝罪すべき…

週刊文春 2014/9/18号

普段は雑誌を買わない私も一連の朝日新聞追求記事だけは押さえておくべきと購入して読んだ。今号が追及記事として第四弾(?)であるらしい。既刊号についても購入するつもりであることは云うまでもない。雑誌であっても永久保存版と考えている。御年八一歳…

週刊新潮9月18日菊咲月増大号

『週刊新潮9月18日菊咲月増大号』を読む。 私は雑誌をほとんど読まない。床屋や医者の待合で読む程度のことだ。したがって滅多に雑誌を買わない。しかし、この号は別である。”続・おごる「朝日」は久しからず”という特集記事。これは読まないわけにいくまい…

週末バンコクでちょっと脱力

『週末バンコクでちょっと脱力』(下川裕治・著、阿部稔哉・写真/朝日文庫)を読了。 中級者向きロングステイのためのホテルの案内は参考にしたい。巻末にバンコク在住者の寄稿がある。これがなかなか興味深い。やはり市場の活気がイイ。メークローン駅にあ…

神も仏もありませぬ

『神も仏もありませぬ』(佐野洋子・著/ちくま文庫)を読了。 『100万回生きたねこ』では「死ねない」ということについて考えた。このエッセイでは「死に方」について考えさせられました。なるほど、どう生きるかを考えることはどう死ぬかを考えることにつ…

モップの精と二匹のアルマジロ

『モップの精と二匹のアルマジロ』(近藤史恵・著/実業之日本社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 最先端ファッションでオフィスの清掃人をつとめ、日常の謎も解くキリコ。彼女は越野真琴という地味な女性から、夫の友也の行動を探っ…

宙の旅

『宙の旅』(林完次・著・写真/小学館)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。ベストセラー『宙の名前』の姉妹本ともいえる写真紀行。『宙の名前』の著者、林完次氏が数年をかけて撮影取材をした、写真と紀行文で構成される美しい本です。北海道…

作家の家

『作家の家』(コロナ・ブックス)を読みました。 コロナ・ブックスの作家シリーズ。『作家の酒』、『作家の食卓』と読んできたが、作家の家も興味深い。家にはその作家の性質がでる。書斎の佇まい、愛用した小物、机、椅子、そうしたものが頁をめくるごとに…

京都読書空間

『京都読書空間』(act books)を読みました。 ”京都の街のブックカフェから、図書館、古書店、書店…。京都の読書空間を満載。本にまつわるコラムや小物、名物書店員さんの紹介など、京都ならではの読書の情報を満喫できる一冊。” 京都を旅する中で持ち歩き…