佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

読書日記

『ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖 <新装版>』(宇江佐真理:著/祥伝社文庫)

2023/03/10 『ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖 <新装版>』(宇江佐真理:著/祥伝社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 「沢庵は頭から尻尾まででどこが一番うまいと思う」茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか深川では“ほら吹き茂平”と…

『人新世の「資本論」』(斎藤幸平:著/集英社)

2023/03/06 『人新世の「資本論」』(斎藤幸平:著/集英社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 【「新書大賞2021」受賞作!】人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。そ…

『時宗〈巻の弐〉連星』(高橋克彦:著/NHK出版)

『時宗〈巻の弐〉連星』(高橋克彦:著/NHK出版)を読み終えた。 2月に入って全四巻の大作を読み始めたのだ。 出版社の紹介文を引く。 北条一門との激しい攻防の果てに幕府を纏めた時頼は、さらに九条道家の陰謀も封じて盤石の体制を築くが、病いのために…

『いわしバターを自分で』(平松洋子:著/下田昌克:画/文春文庫)

2023/02/25 『いわしバターを自分で』(平松洋子:著/下田昌克:画/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 いつ、なにが起きるかわからない-―― 緊急事態宣言⁉ それならばと余った牛乳を大量に煮詰め、「日本版チーズ『蘇』」に挑戦。巣ごもり…

『恋しぐれ』(葉室麟:著/文春文庫)

2023/02/18 『恋しぐれ』(葉室麟:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 京に暮らし、二世夜半亭として世間に認められている与謝蕪村。弟子たちに囲まれて平穏に過ごす晩年の彼に小さな変化が…。祇園の妓女に惚れてしまったのだ。蕪村の…

『時宗〈巻の壱〉乱星』(高橋克彦:著/NHK出版)

2023/02/16 『時宗〈巻の壱〉乱星』(高橋克彦:著/NHK出版)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 内容(「BOOK」データベースより)奥州藤原氏を滅ぼした源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから五〇年、源氏に代わってその実権は北条一族の手に移っていた。…

『関西で飲もう 京都、大阪、そして神戸』(太田和彦・著/小学館文庫)

2023/02/15 『関西で飲もう 京都、大阪、そして神戸』(太田和彦・著/小学館文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 酒を愛し、肴を楽しみ、人を愉しむ 『太田和彦の居酒屋味酒覧』『居酒屋百名山』で知られ、居酒屋の本を何十冊も書いてきた「居酒…

『英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ』(ガイ・バーター:著/北綾子:訳/河出書房新社)

2023/02/13 『英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ』(ガイ・バーター:著/北綾子:訳/河出書房新社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 タネはなぜ、自分の進むべき道をまちがえないのだろう?虫たちと植物の関係、タネと花、地中に暮らすミミ…

『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 名酒放浪編』(太田和彦:著/光文社新書)

2023/02/03 『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 名酒放浪編』(太田和彦:著/光文社新書)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 本書片手に旅するも良し、読んで思いを馳せるのもまた良し。◎BSイレブンの人気番組がハンディな1冊に!◎日本全国19の街65…

『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?』(森崎緩:著/宝島社文庫)

2023/02/02 『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?』(森崎緩:著/宝島社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 第6回ネット小説大賞受賞作! “メシ友”から恋人へ。お弁当が結ぶ、ちょっぴり鈍感でのんびり屋さんの恋愛ストーリー! …

『朝が来るまでそばにいる』(彩瀬まる:著/新潮社)

2023/01/31 『朝が来るまでそばにいる』(彩瀬まる:著/新潮社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 弱ったとき、逃げたいとき、見たくないものが見えてくる。高校の廊下にうずくまる、かつての少女だったものの影。疲れた女の部屋でせっせと料理を作…

『孤独の価値』(森博嗣:著/幻冬舎新書)

2023/01/30 『孤独の価値』(森博嗣:著/幻冬舎新書)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 人は、なぜ孤独を怖れるのか。多くは孤独が寂しいからだと言う。だが、寂しさはどんな嫌なことを貴方にもたらすだろう。それはマスコミがつくったステレオタイ…

『女は太もも エッセイベストセレクション 1 』(田辺聖子:著/文春文庫)

2023/01/27 『女は太もも エッセイベストセレクション 1 』(田辺聖子:著/文春文庫)を読んだ。 田辺聖子氏の「エッセイベストセレクション」については「2」を先に読んでいる。昨年8月10日のことである。いつだったか、呑み友のどなたかにいただいたのだ…

『お探し物は図書室まで』(青山美智子:著/ポプラ社)

2023/01/26 『お探し物は図書室まで』(青山美智子:著/ポプラ社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手…

『鉄のライオン』(重松清:光文社文庫)

2023/01/25 『鉄のライオン』(重松清:光文社文庫)を読んだ。重松清氏の小説は大好きであれこれ読んできた。本書が二十作品目となる。先月ふと立ち寄った古本屋で見つけ、そういえばこれはまだ読んでいないと買い置いていたものだ。 出版社の紹介文を引く…

『日本学術会議の研究』(白川司:著/WAC)

『日本学術会議の研究』(白川司:著/WAC)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 反政府活動をしながら「学問の自由」を叫び、国の軍事研究を邪魔する一方で、人民解放軍ともつながる中国の機関とは共同研究をいとわない「特権階級」。この組織に10…

『これは経費で落ちません! 10 ~経理部の森若さん~』(青木祐子:著/集英社オレンジ文庫)

2023/01/22 『これは経費で落ちません! 10 ~経理部の森若さん~』(青木祐子:著/集英社オレンジ文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 天天コーポレーションへの税務調査が始まった。やって来た四人の調査官の対応は経理部の仕事のため、沙名子…

『帰郷』(浅田次郎:著/集英社文庫)

2023/01/19 『帰郷』(浅田次郎:著/集英社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦後できた遊園地で働く、父が戦死し…

『朝日新聞への論理的弔辞 西村幸祐メディア評論集』(西村幸祐:著/ワニ・プラス)

2023/01/18 『朝日新聞への論理的弔辞 西村幸祐メディア評論集』(西村幸祐:著/ワニ・プラス)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 朝日新聞は、なぜ、そこまで日本を憎んできたのか。メディア論の第一人者が満を持して放つ評論集。朝日新聞がすでに…

『瓢簞から人生』(夏井いつき:著/小学館)

2023/01/17 『瓢簞から人生』(夏井いつき:著/小学館)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 人生の妙味が詰まった傑作エッセイ集が誕生 大人気番組『プレバト!!』でお馴染みの俳人・夏井いつきさんが綴った、愉快痛快にして心に沁みる傑作エッセイ集…

『私の幸福論』(福田恆存:著/ちくま文庫)

2023/01/16 『私の幸福論』(福田恆存:著/ちくま文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 この世は不平等だ。何と言おうと! しかしあなたは幸福にならなければ……。平易な言葉で生きることの意味を説く刺激的な書。解説:中野翠 【目次】 まえがき 1…

『ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想』(梅田百合香:著/角川選書)

2023/01/15 『ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想』(梅田百合香:著/角川選書)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 『リヴァイアサン』は、平和と秩序を維持するための真の政治哲学書である。 国家の役割や主権が議論されるとき、必ずとい…

『智に働けば 石田三成像に迫る十の短編』(山田裕樹:編/中島らも・松本匡代・南條範夫ほか:著/集英社文庫)

2023/01/05 『智に働けば 石田三成像に迫る十の短編』(山田裕樹:編/中島らも・松本匡代・南條範夫ほか:著/集英社文庫)を読んだ。三成ものである。私の大好きな石田三成を描いた十の短編を収めたアンソロジーです。 まずは出版社の紹介文を引く。 “日本…

『塞王の楯』(今村翔吾:著/集英社)

2023/01/02 『塞王の楯』(今村翔吾:著/集英社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 【第166回直木賞受賞作】 どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説! 越前・一乗谷…

『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬:著/早川書房)

2022/12/23 『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬:著/早川書房)を読んだ。図書館本である。予約して半年以上待った。それほど人気のある小説です。 復讐劇、しかもスナイパーものである。もうそれだけでワクワクする。まさに私の大好物だ。しかもそのスナ…

『エコファシズム 脱炭素・脱原発・再エネ推進という病』(有馬純 × 岩田温 :著/育鵬社・扶桑社BOOKS)

2022/12/09 『エコファシズム 脱炭素・脱原発・再エネ推進という病』(有馬純 × 岩田温 :著/育鵬社・扶桑社BOOKS)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 ドイツを見習え」論、グレタ・トゥーンベリ、1.5℃目標、『人新世の「資本論」』、グリーンピース…

『鷗外随想』(宗像和重:編/岩波文庫)

2022/12/07 『鷗外随想』(宗像和重:編/岩波文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 近代日本の傑出した文学者で、西洋文化全般を日本に伝えた先導者、さらに軍医総監・政府高官でもあった森鷗外。その風貌に接した友人、後続の文学者、親族、軍人…

『政治学者、ユーチューバーになる』(岩田温:著/WAC BUNKO)

2022/11/27 『政治学者、ユーチューバーになる』(岩田温:著/WAC BUNKO)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 「ネトウヨ」と罵られても私は挫けない!ネット全盛で「天下の朝日と池上彰」の権威は消滅学校の「いじめ」はYouTube教育で解消できる さ…

『乙嫁語り ⑭』(森薫:著/青騎士コミックス)

2022/11/25 『乙嫁語り ⑭』(森薫:著/青騎士コミックス)を読んだ。一年半近く首を長くして待っていたシリーズ最新刊である。 まずは出版社の紹介文を引く。 アミルの兄、アゼルらが冬の草原を駆ける! 新章”馬競べ編”!中央アジアを舞台に、さまざまな結…

『童の神』(今村翔吾:著/ハルキ文庫)

2022/11/16 『童の神』(今村翔吾:著/ハルキ文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」―平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛…などの恐ろしげな名で呼ばれ…