佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

智頭町を歩く

 出張で智頭町を訪れた。会議まで2時間ほど待ち時間があったので昼食がてら智頭町をぶらぶら歩いた。町の中を千代川が流れ、宿場町(智頭宿)の情緒が漂う古い町並みがすばらしい。智頭宿があったあたりを歩いていると石谷家住宅という大屋敷があった。敷地3,000坪もあるらしい。その通りではあちこちの家の軒先に杉玉がつるしてある。さすがに智頭町は杉の町である。杉玉があれば酒蔵である。たしか「諏訪泉」が有名だ。少し歩いたところに諏訪酒造があった。敷地内にお食事処「梶屋茶屋」がある。杉に囲まれた店内名物「酒蔵うどん」をいただいた。酒蔵うどんはうどんだしに大吟醸酒「鵬」の酒粕を入れている。つまり粕汁でうどんを食べる趣向だ。粕汁好きの私にはたまらない。良い酒粕だ。体が芯から温まった。
 酒粕を味わってしまったら、やはり酒を買わねば納まらない。お隣に酒の直売所があった。利き酒を勧めてもらったが、これから会議がある身、泣く泣くあきらめた。しかし諏訪酒造はファンの多い「諏訪泉」を造る酒蔵である。利き酒などせずとも旨いに決まっている。『純米大吟醸 鵬』と『特別純米ひやおろし』をクール宅急便で送ってもらうこととした。早く自宅で味わいたい。
 用件であった会議も充実した内容で無事終わった。良い一日であった。