佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『けちんぼフレッドを探せ!(HIGH FIVE)』(ジャネット・イヴァノヴィッチ:著・細美遙子:訳/扶桑社ミステリー)を読む

『けちんぼフレッドを探せ!(HIGH FIVE)』(ジャネット・イヴァノヴィッチ:著・細美遙子:訳/扶桑社ミステリー)を読み終えた。

 

 

バウンティー・ハンター「ステファニー・プラム」シリーズ第5弾だ。
古本でやっと手に入れたものです。
送料込みで2,209円、高くついてしまった。
ちなみにamazonでの今の値段は3,690円、送料を足すと4,030円にもなる。
しかも残り一冊のみである。
世の中にプラム・クレイジーは増殖していくのに、新品がない。
古本も売りに出ない。
だんだん希少本になってきているのだ。
 

amazon.co.jpの紹介文を引用する

大好評<ステファニー・プラム・シリーズ>待望の第五弾!
ケチなくせに女癖の悪いフレッドおじさんが行方不明となり、ステファニーの家族は大騒ぎ。おまけにおじさんの自宅から、バラバラ死体入りゴミ袋の写真まで見つかって、事件に巻き込まれた疑いは濃厚。家族に拝み倒されて、気弱なステファニーは無償でおじさん探しを引き受けるが・・・・・・。

 


紹介文を読んでも興味を引かれないでしょう?
しかし、このシリーズの面白さは折り紙付きです。
でなきゃ、誰が文庫本に4,000円も払います?

 

 

今回も歩く災厄、史上最悪の女バウンティー・ハンター、ステファニー・プラムがドタバタ暴れ回ってくれる。愛しのカップ・ケーキ、ステファニー・プラム、何ともキュートで魅力的だ。私はもうすっかりプラム・クレイジー、もうステファニー無しでは生きてゆけない。ステファニー無しの人生など考えられない。かなり重症である。

 

蛇足ですが、本作でもステファニーは車をオシャカにしまくる。本作も含め一作目から五作目までにおいて、ステファニーの車がどうなったか追いかけてみよう。

 

ステファニーが使った車と降りかかる災厄一覧

 

シリーズ1「私が愛したリボルバー

  • マツダ・ミアータ。月賦が払えず回収されてしまう
  • ノヴァ。マフラーが落ちており、オイル漏れもひどい。
    通りに停めている間に蛍光ピンクのスプレーで車体に「おまんこ」と大書きされた。
  • 赤とゴールドのジープ・チェロキー。モレリの車を無断で拝借。爆破される。

シリーズ2「あたしにしかできない職業」

  • 元ピザの配達車だったジープ・ラングラー。盗まれて無くなる。
  • 1953年もののパウダーブルーのビュイック
    丸い鼻面のカバそっくりの車。ステファニーはこの車に乗りたくないが、
    何故かこの車だけは災厄から逃れている。第五作終了時点でも未だ健在。
    シリーズ最終巻までオシャカにならずに済むのか?

シリーズ3「モーおじさんの失踪」

  • 日産の小さく青い軽トラック。トランスミッションはマニュアル。(おそらくはダットサンか?)
    ステファニーが中古車屋で「かわいい」と一目惚れ。
    しかし、事故でべこべこになるわ、エンジンの調子が悪いわでさっぱり役に立たないポンコツだった。
    3回修理に出しやっと調子が出たとたんロケット弾の攻撃を受け粉々に。
  • 黒のBMW850Ci。仕事仲間のレンジャーの車だが仕事中に盗まれる。

シリーズ4「サリーは謎解き名人」

  • ホンダCRX。サンルーフがついている。大量のガソリンを蒔かれ、タバコの火が引火し爆発。

シリーズ5「けちんぼフレッドを探せ!」

  • 黒のポルシェ・ボクスター。新車。同僚のレンジャーと組んで仕事をするのに与えられた車。ゴミ収集車にぶつけられ、その後、大爆発炎上。
  • 黒のBMW。ナンバープレートとネームタグを残して盗まれる。


♪本日の一曲♪

The Cars - "Magic"